以前のこのブログの記事、「子供たちは、楽しく競い合うことが必要。(
http://nzrugby.blog9.fc2.com/blog-entry-26.html )」に、日本の小学生ラグビーボーイの親御さんから以下のようなコメントを2月22日にいただきました。
「10歳の息子さんのラグビーの練習について。大きな試合の前の練習は、前半は全体練習、後半はレギュラーの子たちの練習試合となっている。レギュラーの練習試合の間、控えの子は1〜2時間見学をしており、ラグビーを楽しめなくなっている様子だ。ニュージーランドの子ども達はどんな練習をしているのか。」
という内容のコメントでした。息子さんの所属しているチームやコーチに対する批判ということでは全くなく、ニュージーランドのジュニア(小中学生)の練習はどんなものなのか知りたい、というご質問です。
私も常にジュニアの練習をずっと見ているわけではありませんが、私の知っている範囲内でニュージーランドのジュニアの練習について簡単に書いてみたいと思います。
以前にこのブログの「NZの一般のラグビープレー環境(
http://nzrugby.blog9.fc2.com/blog-entry-246.html )」でも書きましたが、ニュージーランドでは、高校生の年齢(14歳から18歳)以外は、基本的にクラブチームに所属してプレーし、クラブチーム単位で試合に参加しています。
例えばロトルアやタウランガを中心とした、ベイオブプレンティ地域には、現在38のクラブチームが登録しています。そして、それぞれのクラブチームには、もちろん18歳以上の大人のチームもありますが、5歳から13歳までの年齢別のチームもあります。そして子どもチームのコーチはそのクラブチームの大人のプレーヤーが行なう、という場合が多いようです。大人のチームのプレーヤーの中にはチームによっては、エアニュージーランドカップに出場しているプロの選手も何人か含まれています。
5歳から13歳までの年齢別のチームは、ほとんどの場合、5歳以下のU5、6歳以下のU6などから、13歳以下のU13まで年齢別にそれぞれあります。大きなチームでは、それぞれの年齢別全てにチームがあるところもありますし、クラブチームによっては、U5、U7、U9 など、2年間の年齢で1チームを編成しているところなどもあります。またある年齢のプレーヤーが多いチームは、例えば、一つのクラブチームのU7に2つ以上のチームを編成しているところもあります。
そして、基本的には全てのチームが5月から8月に行なわれる大会に参加しています。例えば、U7に2つのチームがある場合でも、2チームとも大会に別チームとして参加しています。また、試合にはチームのメンバー全員がたとえ短い時間でも交代で出場しています。
ジュニアの大会は例えばベイオブプレンティ地域の場合、38のクラブチームを大きく3つの小さな地域に分けて行ないますので、1大会に約10〜18チーム程度が参加します。同じクラブチーム以外でリーグ戦をしますので、5月から8月のシーズン中はほぼ毎週土曜日が試合となります。
従って、ジュニアのクラブチームに所属している選手全員が、ほぼ毎回試合に少しは出場できるということになります。
ニュージーランドの場合、ジュニアでも競技人口が多いこと、大人と同じクラブチームのジュニア部門があること、年齢別に細かく分かれた大会が運営されていること、1つのクラブチームの1つの年齢層の中の複数のチームが大会に参加できること、試合には基本的に全員出場できるようにコーチが交代させること、多くの試合や練習を運営できるだけの施設と人員があること、大会は基本的にリーグ戦で行なわれること、などによって、ジュニアのプレーヤーが楽しみながらラグビーを続ける環境が整っています。
以前のこのブログの記事、ジュニアラグビー親子留学も一度ご覧ください。
http://nzrugby.blog9.fc2.com/blog-date-200808.html私の感想ですが、スポーツですので当然「試合に勝つ」という目標はありますし、「勝つ」喜びを味わうというのも多くの目的の一つとしてはあると思います。しかし、もっと基本的なところで、ラグビーを、スポーツを、「楽しむ」という方針が貫かれているように感じます。コーチが選手を試合に送り出すときにも、「がんばってこい」というよりも「楽しんでこい(Enjoy!)」と言うことが多いように思います。
日本でも、理想を言えば、所属人数の多いチームは複数のチームに分けて、全チーム別チームとして大会に参加できるようになれば、レギュラーの練習試合を控えの選手がずっと見ている、という状況は少なくなると思います。しかしながら、これはあくまでも理想で、練習場確保の問題、コーチの問題、大会運営の問題などがあり、実現するのはそう簡単ではないと思います。
日本のジュニアのコーチの方など、現状や感想、ご意見など、コメントやメールをいただけましたらうれしいです。
(Kickoff-T)
スーパー14、ラウンド2が終了した。
結果は以下の通り。
Highlanders v Blues 15-19
Reds v Crusaders 41-20
Sharks v Cheetahs 20-25
Lions v Chiefs 65-72
Hurricanes v W Force7 47-22
Bulls v Brumbies 50-32
Stormers v Waratahs 27-6
現在の順位は
1.Bulls 10点
2. Hurricanes 9点
3.Chiefs 9点
4.Stormers 8点
5.Reds 6点
6.Crusaders 5点
7.Brumbies 4点
8.Blues 4点
9.Cheetahs 4点
10.Waratahs 4点
11.Sharks 2点
12. Lions 2点
13. Highlanders 1点
14.W Force 0点
となっている。
現在の順位表は、スーパー14のウェブサイトでみられる。
http://www.rss14.co.nz/
(Black Kiwi)
スーパー14がはじまった。
ラウンド1の結果は以下の通り。
Blues v Hurricanes Auckland 20-34
W Force v Brumbies Perth 15-24
Cheetahs v Bulls Bloemfontein 34-51
Crusaders v Highlanders Christchurch 32-17
Reds v Waratahs Brisbane 28-30
Lions v Stormers Johannesburg 13-26
Sharks v Chiefs Durban, SA 18-19
テレビでいくつかの試合を観戦した感想は、
「どのチームも力は均衡している。ミスが命取りとなる。」ということである。
例えば、チーフス対シャークスの試合。
75分を回ってから、チーフスのトライ。
負けていたチーフス、このトライで逆転。1点差。
ところが、カフイ選手がレイトタックルの反則をとられシャークスがペナルティゴールを決める。
また逆転。18−16
シャークスファン大喜びである。
79分40秒。
なんとかシャークスが勝った。逃げ切った。観ているもの誰もがそう思った。
しかし、80分すぎ。
こぼれたボールを拾おうとしたシャークスの選手がオフサイドをとられる。
チーフスがペナルティゴールの権利を得る。
オールブラックスのファーストファイブ、ステファン・ドナルド選手これをしっかり決める。
18−19!チーフス勝利。
劇的な逆転勝ちであった。
南アフリカでのアウェイでよくやった。
シャークスファンにとってはこれほど不愉快なことはないだろう。
簡単なことだが、保持するのは難しい気持ち。
「諦めない」
ああ、もうだめだと思った瞬間、闘志がなくなり終わってしまう。
ああ、もうだめだと思うとそこで勝てなくなる。
最後の最後まで諦めない。
大事なことだが、簡単なようで難しいことだと思う。
最後まで諦めないことが大事。
それが大事なことだとみんな知っているのだが、じゃ、どうやって?
モチベーションの保ち方、リーダーシップのとり方、チームの中での自分の役割の果たし方。
ニュージーランドではラグビーの練習の中にそれらのメンタルトレーニングを取り入れている。
そのトレーニングの成果が、ここぞというときに知らず知らずに出るのかもしれない。
私のようなへなちょこ人間には、諦めない気持ちを保持するhow toがよくわからない。
スーパー14に出ているトップの選手達は、そのhow toを体得しているような気がする。
(Black Kiwi)
スーパー14が、来週末にいよいよ開幕となる。
各地でプレシーズンマッチが行われている。ここロトルアでも、チーフス対ハリケーンズのプレマッチが、2月5日に行われる。
第1週の組み合わせは以下の通り。
Blues v Hurricanes Auckland
W Force v Brumbies Perth
Cheetahs v Bulls Bloemfontein
Crusaders v Highlanders Christchurch
Reds v Waratahs Brisbane
Lions v Stormers Johannesburg
Sharks v Chiefs Durban, SA
試合日程は以下。
http://www.super14.com/fixtures/
【2009年結果】
Semi 1 - Chiefs v Hurricanes 14-10
Semi 2 - Bulls v Crusaders 36-23
Final - Bulls v Chiefs 61-17
【2008年結果】
Semi1 Crusaders v Hurricanes 33-22
Semi2 Waratahs v Sharks 28-13
Final Crusaders v Waratahs 20-12
地方別のチーム編成なので、地元チームを応援できるのが楽しい。
ちなみに昨年準優勝であった我がチーフス、今年のプレマッチではすでに2敗しているらしい。
いよいよ開幕!
バンクーバー冬期オリンピックと同時期に始まる。スーパー14観戦とオリンピック観戦で、しばらく楽しい週末が過ごせそうだ。
(Black Kiwi)
最近のニュースより抜粋してみよう。
【オールブラックス、39-12でフランスを降す】
11月28日、オールブラックスがフランスに勝利した。ウェールズとの接戦での勝利、スクラムでフラストレーションがたまったイタリア戦とつづき、大丈夫だろうか、負けるのではないだろうかとはらはらさせられたフランスとの一戦。
39−12でオールブラックスが勝った。5トライを決める快勝。久しぶりに強いオールブラックスが観られた。
ファンにとっては気持ちのよい試合であった。
【オールブラックス、バーバリアンズに25-18で敗れる】
12月5日にTwickenham で行なわれたオールブラックス対バーバリアンズ戦。オールブラックスが25-18でバーバリアンズに敗れた。1973年以来2度目のことだ。確かにバーバーズもいい選手がたくさん入っていたし、オールブラックスは若手を中心としたチームだったとはいえ、負けたのはショックだ。ハットトリックをしたBryan Habana選手、敵ながらあっぱれといったところか。
彼は速くてうまい。タックルもすばらしい。野獣のように速いが、トライが決まった時のあのニコーっとこぼれる独特の笑顔が有名である。
オールブラックスのキャプテン、Richie McCawは、バーアリアンズに負けたとはいえ、今年の北半球ツアー全体としての内容はよかった、とコメントしている。また、Graham Henry監督も、今年のオールブラックスに対して満足していると話している。
【2011年ワールドカップのチケット料金発表】
2011年ワールドカップのチケット料金発表が発表された。オールブラックス、ジャパンに関する料金は以下の通り。
オールブラックス対ジャパン(ハミルトン) 試合日:9月16日(金)
〜NZ$250
オールブラックス対フランス(イーデンパーク) 9月24日(土)
〜NZ$450
オールブラックス対トンガ(イーデンパーク) 9月9日(金)
〜NZ$450
オールブラックス対カナダ(ウエリントン) 10月2日(日)
〜NZ$250
ジャパン対フランス(ノースハーバー) 9月10日(土)
〜NZ$95
ジャパン対トンガ(ファンガレイ) 9月21日(水)
〜NZ$70
ジャパン対カナダ(ネイピア) 9月27日(火)
〜NZ$70
準々決勝(クライストチャーチ2試合/ウエリントン2試合)10月8・9日(土・日)
〜NZ$480
準決勝(イーデンパーク2試合) 10月15・16日(土・日)
〜NZ$780
3位決定戦(イーデンパーク) 10月21日(金)
〜NZ$350
決勝(イーデンパーク) 10月23日(日)
〜NZ$1250
決勝戦の一番よい席の一番高いチケットでも、$1250である。
それほど高くないのではないか。
オールブラックス対ジャパンは、一番良い席で$250。現在のレート(NZ$1=約65円)で換算すると¥16250程度。
日本から観戦にこられては、いかがだろうか。
チケットは、2010年の4月に売り出されるらしい。
【Player of the Yearにリッチーが選ばれる】
IRBが発表する2009年のPlayer of the Yearに、オールブラックスキャプテンのRichie McCaw 選手が選ばれた。リッチーは、2006年にも同賞に選ばれており、2003年と2005年にもノミネートされファイナリストまで残った。
2009年にファイナリストとしてノミネートされていたのは、以下の選手たちである。
Brian O’Driscoll (アイルランド)
Jamie Heaslip(アイルランド)
Matt Giteau (オーストラリア)
Tom Croft (イングランド)
Francois Steyn (南アフリカ)
Fourie du Preez (南アフリカ)
リッチーが選ばれたことに対し、アイルランドのIrish Times紙の記者Gerry Thornley氏が疑問を投げかけた。
アイルランドのオドリスコール選手が選ばれるべきだったのではないかと。
「 McCaw選手は、今年はニュージーランド国内でも一番の選手ではなかったように思う。彼はもっと良い年が他にあった。マッコー選手はスーパー14の最優秀選手も逃したが、オドリスコール選手は、シックスネーションでもハイネケンカップでもtry scorerとして活躍したのに。」と。
【全国大学ラグビー組み合わせが決定】
ラグビーの全国大学選手権(20日開幕)の組み合わせ抽選会が行われ、同大以来2校目の3連覇を目指す早大(対抗戦1位)は、1回戦で関西第5代表(立命大-中京大の勝者)と対戦することが決まった。昨季準優勝の帝京大(対抗戦4位)は、初戦で関東学院大(リーグ戦2位)と激突。明大(対抗戦5位)は関東第5代表(拓大-東北学院大の勝者)と対戦する。リーグ戦覇者の東海大は筑波大(対抗戦3位)。対抗戦2位の慶大は、初戦で福岡大(九州1位)と当たる。(デイリースポーツオンラインより)
【全国高校ラグビー開会式後に、女子ラグビーセブンスの試合】
全国高校ラグビーの組み合わせ抽選会が行われた。
開会式後の女子ラグビーセブンス東西対抗戦に、ロトルアにラグビー留学している高校1年生が出場する。彼女は、2009年度のBay of Plenty Secondary School Girls(ニュージーランドベイオブプレンティ地区高校女子選抜チーム)に選ばれた留学生である。
全国高校ラグビー選手権はもちろんだが、開会式後の女子ラグビーセブンスにも注目してほしい。
(Black Kiwi)
グランドスラムツアーで、ヨーロッパ遠征中のオールブラックスである。日本でのオーストラリア戦を皮切りにウェールズ、イタリア、イングランド、フランスなどと各地で対戦している。
現オールブラックスのメンバーの以下の3人。
Tom Donnelly
Mike Delany
Liam Messam
そして、イングランド代表チームのフッカー
Dylan Hartley
この4人に共通するものは何?これがすぐにわかる人はかなりの「通」かもしれない。
この4人、実は全員がロトルアボーイズハイスクールという同じ高校の出身なのだ。
今期のオールブラックスは全員で34名程度の選手団なので、3名同じ高校出身というのはかなり多いと言える。
イタリア戦では、この3人ともがスターティングメンバーであった。15人中3人が同じ高校出身。ナショナルチームの対戦で、4人が同じ高校出身というのはすごいことだ。
また、イングランド代表のHOのDylan Hartley選手も、16歳までロトルアで過ごし、イングランドに移りすんだそうだ。「HAKAをみると、襟元を正すような気持ちになる。でも、あれはオールブラックスしかしてはいけないものだから、自分がすることはない。」と言っていた。
ロトルアボーイズハイスクールはスポーツで有名な高校で、特にラグビーとゴルフは世界的に有名な選手を多数輩出している。ラグビーのチームはニュージーランドで全国一になったこともあり、日本にも遠征した。ゴルフではDanny Lee 選手が有名だ。
ロトルアボーイズハイスクールにはラグビーアカデミーという授業が週に10時間あって、卒業単位にも認められている。この授業は主に個人のスキル向上を目指すために行なわれている。
日本からも、長期留学はもちろん、ロトルアボーイズハイスクールに短期ラグビー留学する学生も多い。
ロトルアボーイズハイスクールにラグビー高校留学した日本からの留学生はみんな、日本との違いに最初は驚く。そして、ニュージーランドのやり方のほうがいいと声を揃えて言う。
放課後はチームの練習がある。日本でいうクラブ活動だ。ロトルアボーイズハイクールには、1軍から4軍、そして、ジュニアのU15、U14のチームがあり、それぞれのチームが地方の大会に出場する。1軍に入ることは至難の技だ。
ロトルアボーイズハイスクールのラグビーの1軍の選手は、多数のオールブラックス選手を輩出しているだけのことがあり、地元の小学生からの憧れの存在だ。
スーパー14の試合がロトルアで行われた際、カーテンマッチ(前座試合)に、ロトルアボーイズスクールの試合が行われたことがある。
先輩であるメッサムは、控え選手と一緒にサイドで高校生の試合を観て、後輩に声をかけていた。
その試合には、なんと留学中の日本人選手もメンバーに選ばれていたのだ。
同じ高校の先輩が、活躍してオールブラックスになる。
同じ高校の先輩が、別の国の代表に選ばれている。
そして、その先輩同士が対戦する。
なんともすばらしいことではないか。
「明日は、自分も」と夢が広がる。
自分の住む街にあり、普段からよく行っているロトルアボーイズハイスクール。
日本からの留学生もいるロトルアボーイズハイスクール。
その高校出身の選手が、国代表として黒いジャージを着ていると、つい親戚のおばちゃんのような気持ちになり、身内のように感じてしまう。

今週は、南アフリカを降したフランスとの対戦だ。厳しい試合になりそうだ。
Go!All Blacks!
Go! Rotorua Boys' High!
(Black Kiwi)
Great occasion. Great stadium.
Shame about the rugby and the refereeing.
(すばらしい祭典であり、すばらしいスタジアムであったが。
ラグビーとレフリーはひどかった。)
先週土曜日に行われたオールブラックス対イタリア戦はこう評された。
レフリーは、オーストラリアのStuart Dickinson氏。
とにかく、スクラムにおいてよく笛が吹かれた。
最後5分で、なんとスクラムのやり直しが11回。
「バックスにとってはフラストレーションのたまる試合だったよ。」とフルバックで出場したコーリー・ジェーン選手。
イタリアのコーチも、オールブラックスのコーチヘンリー氏も両方が試合後にレフリングに対する抗議をしたそうだ。
イタリアのコーチは、「スクラムにおいて、あれだけペナルティを(オールブラックスが)繰り返したのだから、ペナルティトライをイタリアに与えるべきだったのでは?」と。
反対にオールブラックスのコーチのヘンリー氏は、このように言ったという。
スクラムルールの「グレイゾーン」を明確にするべきだ。
オールブラックスのフロントローは、スクラムを故意につぶしたという反則を何度もとられたが、これはイタリアのプロップMartin Castrogiovanni選手が、がっちりと組み合おうとせずに力をいれないスクラムをしたからで、オールブラックスのスクラムのやり方が悪いのではないという主張だ。
オールブラックスキャプテンのRodney So'oialoが言うには、「レフリーの Dickinsonは 自分達がよしとするスクラムのあり方、スクラムのやり方とは"totally different view" を持っていた」と。
スクラムに対し、もう一度明確なルールが必要かもしれない。
レフリングを別にしても、確かにみていて、フラストレーションの残る試合であった。
それにしても、オールブラックスは見せ場がなかった。
イタリアのディフェンス、早くて固かった。
イタリアのできはよかったと思う。
それに比べて、オールブラックス。新人をたくさん登用した試合であったとはいえ、すべてにおいてイタリアに負けていた。
強くて速いオールブラックスをみたかったのに。
来週のイングランド戦、再来週のフランス戦、だいじょうぶなのだろうか。
(Black Kiwi)
まだ20歳の顔に幼さの残る若者の鮮烈デビューであった。
新しいスターの誕生か。
何年かに一度このようなすばらしいオールブラックが出てくる。
リッチーしかり、カーターしかり。
土曜日に行われたウェールズとの試合でのZac Guildford選手は、superbという言葉がぴったりであった。
終始リラックスし落ち着いてプレイしていたザック。
彼は言う。
「7万5千人のお客さんの歌声と歓声はすばらしかった。ホークスベイの1万のお客さんのそれとはかなり違っていたよ。」
この落ち着きぶり。
ハイパイントを落ち着いてキャッチする、オフロードパス、ディフェンスなどどれをとってもすばらしかった。
若い選手にありがちな、つい自分で前に持って行こうとしつぶされてしまうというミスもなく、冷静にまわりをみてパスをしていた。
アンドリュー・ホア選手のトライに結びつく美しいパスを出したのもギルフォード選手である。
「高くあがったボールをキャッチするのは得意なんだ。」とギルフォード選手。
ウェールズも強かった。守りの堅さ。
先週東京で行われたトライネーションのワラビーズよりもウェールズのほうが強いのではないか。
試合は、19-12でオールブラックスが勝った。
以下、ニュージーランドヘラルド紙に掲載されたHow they rated(採点評価)である。10点
満点でのそれぞれの点数評価。(評価者:ラグビーアナリシストDylan Cleaver氏)
【オールブラックス】
15.Mils Muliaina 7.0
バックで落ち着いたプレイが光っていた。2回、見事なブレークダウンがあった。
小さなミスは、ブレイクの際、プロップに囲まれてしまったこと。
14. Cory Jane 7.5
もう一人の立役者。非常によいプレイをしていた。まれに、決断がよくないときがある。
He is a keeper.
13. Conrad Smith 7.5
インサイドからのブレイクにおいて、本当によいパフォーマンスをみせた。そのやり方は、時には彼は好きではないようだが。たぶん、トライも決まっていた。しかし、あのスタジアムにおいては、りんごをくるくると回すようなやり方では決してドアノブは開かないのだ。(アウェーのスタジアムなので、ちょっとでもノックオンだと怪しいトライはとってもらえないの意味。)
12. Ma'a Nonu 5.5
ディフェンスはよかった。しかし、トライできたはずのボールを落としてしまった。カニのように横に走るばかりでは、すぐにつかまってしまう。タイミングをもっとよくすべきである。
そうすれば、フラットなパスもキャッチできるのに。
11. Zac Guildford 8.0
コメンテーターのOTT(おおげさ)な媚へつらいには吐き気がしそうだったが、公平にみても,
彼は国代表レベルに達していた。ゴールキックが決まりそうなペナルティを相手に与えてしまったことだけが、唯一ちらりと彼の弱さを見せた部分。
10. Dan Carter 7.0
ゴールキックは安定している。しかし、高く上がったボールの下でのプレイは劣る。ハイショットをうまくやりすごせたのは、ラッキーだった。ブレークアウトのパフォーマンスから程遠くはなかったが、ペナルティをともなった警告はされなかった。
(注:危険なタックルのペナルティとして、カーターは1試合(イタリア戦)に出場しないことが後日決定しました。)
9. Brendon Leonard 6.0
もう少しでトライできたのに、ミスしてしまった。あのトライなら決められたはずだ。
遅い!非常に遅い!ベストの状態に戻ろうと努力はしたが、現在の位置は、南方出身者(インバカーギル出身のカーワンのこと)に次ぐ2番手だということを露にしてしまった。
8. Kieran Read 7.5
ラインアウトにおいて力を発揮した。トラック周囲では大変うまい。依然として少々雑なところがあるが、もたもたしたところが少なくなった。
7. Richie McCaw (captain) 7.5
すばらしい適応性、順応性をみせた。ディフェンスの硬さ、ディフェンスのパワーを見せつけた。
6. Jerome Kaino 7.0
トライの際の彼の働きに注目せよ。もしかしたら、反則ギリギリのプレイかもしれないが、すばらしい動きである。
5. Jason Eaton 6.5
髪とひげがつながってしまっているペナルティ(もじゃもじゃひげに対する揶揄)だが、見苦しくはない。ロックにおけるlong-term solution(解決に時間がかかる問題)となりえる。
ウェールズにとって彼はそんなにいやな存在ではなかった。昔の彼は敵チームにとってすごくいやな存在であったのだが。
4. Brad Thorn 8.0
猛烈な(すばらしい)試合であった。正確で、疲れを知らない、すばらしい強さであった。キャプテンのマッコー選手が、今までで一番Brad Thornが調子が良かったと評価していた。
3. Neemia Tialata 7.0
スクラムでの足の動きが悪いため、フリースクラムパスを与えてしまった。ウェールズのラックベースで、馬鹿なペナルティをとられてしまった。しかし、それ以外はよかった。調子に乗ると、驚くほど強い。
2. Andrew Hore 8.5
ラインアウトがどれほどよくなったことか。ナイストライ、そして2回のすばらしいタックル。
ラックの中でのクラッシックなstripなど。ThornやウェールズのJonesたちと同じくすばらしい活躍ぶりであった。
1. Wyatt Crockett. 7.5
彼の機動力とスキルはすばらしい。Horeのトライをリードしたことがそれを証明している。
Reserves:
16. Corey Flynn --
17. Owen Franks 6.0
スクラムはあまり多用されなかった試合であった。
18. Tom Donnelly 6.5
彼がはいったとたんにオールブラックスがトライした。
19. Adam Thomson 6.0
20. Jimmy Cowan 5.5
はいったとたんに、スパークした。しかし、あわやトライというインターセプトをされた。
21. Stephen Donald --
22. Ben Smith --
【ウェールズの採点評価】
15.James Hook 7.5
14. Leigh Halfpenny 7.0
13. Tom Shanklin 6.5
12. Jamie Roberts 7.0
11. Shane Williams 6.5
10. Stephen Jones 6.5
9. Gareth Cooper 7.0
8. Ryan Jones (captain) 7.5
7. Martyn Williams 6.5
6. Andy Powell 6.0
5. Luke Charteris 7.0
4. Alun Wyn Jones 8.0
3. Paul James 6.5
2. Matthew Rees 6.0
1. Gethin Jenkins 7.5
Reserves:
16. Huw Bennett --
17. Duncan Jones 6.0
18. Bradley Davies 6.0
19. Dafydd Jones --
20. Martin Roberts 6.5
21. Jonathan Davies --
22. Tom James --
今週末は、イタリアとの試合である。
(Black Kiwi)
以前にこのブログでも書きましたが、今年、ベイオブプレンティラグビーユニオンの、Secondary School Girls (高校女子選抜)の中に、日本人ラグビー高校留学生が選ばれました。セブンスがオリンピック競技に正式に選ばれて、日本でも女子のラグビー選手の育成が必須となっています。彼女も是非日本代表選手として、オリンピックに出場してほしいと思っています。
ベイオブプレンティラグビーユニオンのSecondary School Girls (高校女子選抜)の試合は、ノースランド、カウンティーズマヌカウ、オークランド、ノースハーバーとの4試合が、9月から10月にかけて行なわれました。日本人留学生は、最初のノースランド戦こそ最後の10分程度の出場でしたが、残りの3試合は先発メンバーとしてほぼフルで出場。ニュージーランドの高校女子としては最高レベルのチームとの対戦を経験していました。
ノースハーバー以外の3チームには残念ながら負けてしまいましたが、最後の試合は練習の成果も出て24対10で勝利。いいシーズンの終わり方をしたと思います。
ロトルアインターナショナルスタジアムで行なわれた、カウンティーズマヌカウ戦を見に行きました。
試合前の練習の後、ドレッシングルームに向うときは、全員で一緒に歩きます。気合と集中力が溢れているのが、遠くからでも伝わってきます。

あいにくの大雨の中、両チームとも気合十分の中でキックオフ。ベイオブプレンティは思うようにパスがまわらず、相手の早いディフェンスになかなか前へ進めません。相手チームは前半から着実にトライを重ねます。

9月半ばというのに、雨の影響もあって気温は低く、雨もどんどんひどくなり、コンディションはかなり悪かったです。日本人高校留学生も、雨と汗でずぶぬれになりながら、必死でボールを追っていました。

大差をつけられた後半でも、大雨で悪くなった視界にしきりに顔をぬぐいながら最後まであきらめずに全力で戦っていました。

ちなみに、女子の試合はレフリーも女子の方でした。

試合終了後、今日の試合はどうだった、と聞くと、笑顔で「楽しかったです!」と答えてくれました。日本から一人でやってきて、ラグビー王国の同年代の最高レベルのチームと試合をして、雨と汗でどろどろになりながらも楽しかったと言える。そのパワーと前向きな姿勢に、見ている私も素直に感動しました。
ラグビーシーズンは終わりましたが、今、彼女は、ロトルアのタッチラグビーのチームに入って練習をしています。12月に日本に一時帰国するときは、地元のラグビーチームでまた練習すると言っていました。今年はまだ1年生。来年も是非、高校女子選抜に選ばれてほしいと思っています。
(Kickoff-T)
本日は、最近のニュースをピックアップ。
【7人制ラグビーがオリンピックの正式種目に!】
2016年と2020年の夏季五輪の正式種目として、ゴルフと7人制ラグビーが採用されることが決定した。
スピードのある日本ラグビーには、セブンスは世界の強豪と互角に戦えるチャンスかもしれない。
またこの決定によって、女子ラグビーチームにも希望の光がさした。競技人口が少なく、なかなか世界の舞台にたてなかった女子チームにも普及と強化のチャンスがめぐってきた。
2016年の開催は東京ではなくリオデジャネイロに決まった。それゆえ、日本チームも、まずアジア予選を勝ち抜かなければいけないというハードルがある。 がんばれジャパン。
ニュージーランドにとっても、金メダルをとれるチャンスである。15人制ラグビーに加え、セブンスが世界的に普及することは、次期をになう若い世代のラグビー選手に大きなチャンスが与えられる。
セブンスがオリンピックの正式種目になったことはラグビー界の将来のためにもすばらしいことだ。
【All Blacks dot com の日本語版がオープン】
2009年10月、オールブラックスの公式ウェブサイトの日本語版がオープンした。
日本のファンにとってはうれしいことだ。まだ日本語で見られるページは少ないが、これからどんどん充実していくだろう。
http://www.allblacks.com/jp/index.cfm
【巨大ラグビーボールが東京タワーに登場】
2009年10月28日から11月3日まで、東京タワーの下にジャイアント・ラグビーボールが設置される。
このボールはパビリオンになっており、2011年に、ニュージーランドで開催されるラグビーワールドカップのプロモーションとして、ニュージーランド政府観光局が設置した。このボールの内部は360度の巨大スクリーンになっており、ニュージーランドのバーチャルツアーを体験できるとのこと。一般公開は29日から。約160名を収容可能で、入場は無料。
開催期間中は、マオリのパフォーマンスやNZの往復航空券などが当たる抽選なども用意されている。
【エアニュージーランドカップ、11週終わって】
11週終わっての順位は以下の通り。
1.Canterbury
2.Hawke's Bay
3.Wellington
4.Southland
5.Waikato
6.Auckland
7.Tasman
8.Bay of Plenty
9.Taranaki
10.North Harbour
11.Otago
12.Manawatu
13.Northland
14.Counties Manukau
BOPスティーマーズ、現在8位。9週終わった時点で4位だったのに。プレイオフへの夢はたたれた。残念。
Canterburyは、さすが強い。じわじわとのぼりつめ現在首位。若き勇姿ザックを有する.Hawke's Bay大健闘。去年も強かった。
ラグビーのニュースをピックアップしてみた。
日本でのブレデスローカップまであと2週間あまり。
みなさん、観にいかれますか?
(Balck Kiwi)
ニュージーランド航空(本社:ニュージーランド、オークランド)は、ラグビーニュージーランド代表チーム「All Blacks」のサポーター日本一を決める「ニュージーランド航空プレゼンツ 16番目のAll Blacksを探せ!オーディション」を開催します。
募集期間は、9月25日(金)〜10月5日(月)
オーディションを勝ち抜いた優勝者を、「16番目のAll Blacksメンバー」として、2010年ニュージーランドで行われるラグビーニュージーランド代表「All Blacks」とオーストラリア代表「Wallabies」の試合「ブレディスローカップ」にニュージーランド航空が招待いたします。
本オーディションでは、参加者たちに「All Blacksを勝利へと導くパフォーマンス」を披露してもらうことで、「16番目のAll Blacks」を決めます。
パフォーマンスの形式は、踊りや歌はもちろん、瓦割りやマジックなど形式は問いません。
最終審査では、実際に「All Blacks」現役選手たちの前でパフォーマンスを披露します。
審査員である選手たちは「どの参加者のパフォーマンスに、一番勇気付けられたか」という基準で「16番目のAll Blacks」を選びます。
詳しくは、以下のサイトをご覧ください。
http://16ab.jp/
クレジットカード主催のオールブラックスイベントが行われている。
オールブラックスロードショーと銘打って、ニュージーランド各地で。
オールブラックスの選手が何人かやってきて、一緒にラグビー体力テストをしてくれたり、サインをしてくれたりするイベントである。
ファンにとっては選手と直に話したりサインや写真撮影に応じてもらえるチャンスでもある。
オールブラックスの選手は、みな気さくで優しい。時間や状況さえ許せば、サインや写真撮影の求めに気軽に応じてくれる。
それだけ、プロ意識が高く自らの立場を心得ているのもあるが、元来フレンドリーなkiwi気質でもあるのだろう。
9月のある日曜日、ロトルアでもオールブラックスロードショーが開催された。

スローイング、タックル、トライ、ハイパウントのキャッチ、キックなどラグビー能力を試すたくさんのチャレンジテストが無料で受けられる。対象は8歳以上。子どもも大人も列を作って、楽しんでいた。

各チャレンジテストの傍には看板があげられ、オールブラックスの選手の中でハイスコアを出した選手の名前がマジックで記入されている。
キックチャレンジのハイスコア、トップ3は、ジミー・カーワン、リッチー・マッコウ、アンドリュー・ホアの3選手。
あこがれのオールブラックスの選手と同じチャレンジをできることだけでも、子どもにとってはワクワクと心躍ることだ。
この日、会場に登場したオールブラックスの選手はこの2人。

ロドニー・ソーアイエアロ選手とアイセア・トエヨバ選手。
トエヨバ選手はシャイであったが、ソーアイエアロ選手は優しいお父さんな感じ。手に入ってるTATOOは娘さんの名前だ。間近でみると二人とも大きい。
二人ともいやな顔ひとつせずにずっとニコニコしていた。
2時間ぐらいは会場にいたはずだ。
抽選で選ばれた運のいい子(大人も混じっていた)が、この二人と対決した。

高く上がったボールをキャッチするテスト。

さすが、ロドニー、見せ場を知っている。
ロトルア出身のもとオールブラックス主将。
この人がオールブラックスを率いていたあいだ無敗を誇ったという伝説の人。
ご存知だろうか?
そう、バック・シェルフォード氏。
バックは、イベントの最初から会場にいて、列をなすファンのサインや写真撮影に長時間応じていた。
頭が下がる。
ロトルア地区で今年一番がんばった少年ラグビーチームの表彰があった。
賞状を渡ししたのはバック。

伝説バック・シェルフォードとがっちり握手して、賞状をもらった子どもたち。
うれしかっただろうな。
ラグビーファンにとっては、大変楽しいイベントであった。
こういうイベントに参加するとますます、オールブラックスが好きになる。
(Black Kiwi)
9月12日のスプリングボックス戦。4トライで8点差以上で勝てば、トライネーションズ優勝も可能だという状況の中での一戦。今年のスプリングボックス相手に4トライは難しいだろうとも言われていたが、前半終わった時点で、トライネーションズ優勝の可能性はすでに消えていた。
試合後の記者会見でGraham Henry監督が最後の20分はよかったという発言をしていた。確かに、最後20分の攻撃は、これが最初からできていれば、と思わせる勢いがあった。Dan CarterからRichie McCawへのキック、そしてトライが決まったときは、最後にこれだけ見せてくれただけでもまあよかったのかもと思った。ただ、試合後の評価は厳しいものが多く、Dan Carterのパスのインターセプト、最後のIsaac Rossへのキックが長すぎたことは酷評されていた。
http://www.nzherald.co.nz/sport/news/video.cfm?c_id=4&gal_objectid=10597410&gallery_id=107408そして、問題のLine Out。元オールブラックスキャプテンのSean Fitzpatrick氏も、
We had no confidence. The one lineout we won [in the first half] was from their [a South African] throw. It [the lineout] gave the Springboks field position and go forward, and is something that needs to be addressed
http://www.nzherald.co.nz/sport/news/article.cfm?c_id=4&objectid=10597336と、We had no confidence=自信をもっていない、という表現を使っていた。また、試合後のスカイテレビの解説でも、Line Out コーチの見直しも必要かもしれない、というところまで触れていた。選手個人個人の技術や判断に加えて、コーチのゲームプランにも問題があったのでは、ということも言われている。
課題が山積しているように見える。でも、19日のワラビーズ戦では、Line Out については今までと同じやり方で変えることない、と言っているようだ。
http://www.nzherald.co.nz/sport/news/article.cfm?c_id=4&objectid=1059741019日はニュージーランドで行なわれる最後の試合だ。日本、そしてヨーロッパ遠征につなげるためにも、いい内容の試合を期待している。
(Kickoff-T)
先日、「NZの一般のラグビープレー環境」の中で、8月のシーズン終了後、それぞれの地方ラグビーユニオンが年齢別の選抜チームを編成し、他の地方ラグビーユニオンの代表チームと対戦をする、と書きました。
例えば、各地方ユニオンに所属する全クラブチームのシニア(大人)の選手の中から、代表チームとして、Development のチームを1つ作ります。ベイオブプレンティラグビーユニオンの場合38のクラブチームがあり、それらの全てのチームを対象に選ばれます。また、その他に、U20、U18、U16、U15、U14、Roller Milles(11歳から13歳)、そして、Secondary School Girls (高校女子選抜)のユニオンの代表チームが、ユニオンによって選ばれた選手達で作られます。全チームの中から、年齢別の選抜チームに選ばれることは、とてもすごいことですし、選手にとっても、チームにとっても名誉なことです。
そして、今年、ベイオブプレンティラグビーユニオンの、Secondary School Girls (高校女子選抜)の中に、なんと、日本人ラグビー高校留学生が選ばれました!今まで、男子高校生でも地方ユニオンの選抜チームに日本人が選ばれたことはほとんど無いのではないでしょうか。おそらく、日本人女子高校生では、史上初めてだと思います。快挙と言ってもいい出来事です。
彼女は、中学3年生の2学期で日本の学校を修了し、今年の1月からロトルアの高校に留学しています。週に2回放課後練習をして、4月から8月までベイオブプレンティラグビーユニオンの高校女子の大会に学校のチームで出場していました。来た当時は、英語も全く話せないところから始めて、地元の高校生と一緒に、雨の日も風の日も練習をして、ここまで来ました。まだ、1年生ですので来年以降もまだまだ可能性があります。

今、7人制ラグビーが、オリンピック競技になろうとしています。もし正式種目に選ばれると、女子のチームも編成することになるでしょう。その時、彼女は日本代表選手の一人として活躍してくれる可能性もあります。これから注目の選手です。
日本でも、中学生、高校生の選手の強化が始まっています。ここ、ニュージーランドでも、日本人の中学生、高校生が、ワールドカップやオリンピックを目指して、毎日がんばっているということを、日本の皆さんにも覚えていてほしいと思います。
ベイオブプレンティSecondary School Girls (高校女子選抜)は、今週末の9月12日から、他の地方ユニオンの選抜チームと対戦があります。
9月12日
ノースランド
9月19日
カウンティーズマヌカウ
9月26日
オークランド
10月3日
ノースハーバー
今、彼女は、他の高校からの選抜選手と一緒に、週に2回試合に向けたトレーニングをしています。皆、レベルも高いし、練習も高校の練習と違うし、とても楽しいと言っていました。

また、試合結果などこのブログでも報告したいと思います。皆さん応援してください。
(Kickoff-T)
日本ではいよいよラグビーシーズンが始まりますが、ニュージーランドのラグビーシーズンはそろそろ終わりです。ただ、ナショナルチームのオールブラックスのゲームは、2009 Investec Tri Nations が9月12日、19日の2回と、2009 End of Year Tour が東京を皮切りに、10月31日から12月5日まで行なわれます。これからは、ニュージーランドの人たちは、プレーするラグビーの季節から観るラグビーの季節に移ります。
ニュージーランドはラグビー王国と呼ばれています。それはもちろん、ナショナルチームであるオールブラックスの強さと人気によるところが大きいですが、一般市民レベルで、こどもから大人まで、ラグビーが広くプレーされていることも大きな理由だと思います。
今はどうかわかりませんが、30年前私が日本で小学生のときは、男の友達で家に野球のグローブを持っていない人は、(買いたくても買えなかった人も中にはいたでしょうが、)印象としてはほとんどいませんでした。そのくらい、みんな草野球を近所の広場や校庭で毎日あたりまえのようにやっていました。ほとんどのこどもは、将来野球選手になるとかそんなことは全く考えていなかったけれど、ただ、好きで野球をやっていました。ほとんど誰でもキャッチポールと簡単なバッティングくらいはできました。高学年の子は低学年の子に、バットの持ち方を教えたり、ボールの握り方を教えたりしていました。
それと同じように、ニュージーランドでは広くラグビーが行なわれています。男の子は家に誰でもラグビーボールを持っていますし、芝生の小学校の校庭でみんなで何気なくパスをしています。日常の中にラグビーがあります。
そして、何よりラグビーがずっとニュージーランドで人気があるのは、ラグビーがやりたいと思ったときに、すぐそばにできる環境があるからだと思います。ニュージーランドには、約26の地方ラグビーユニオンがあり、それらのユニオンがプロのチームを持っています。そのうち14チームはエアニュージーランドカップに出場し、12チームはハートランドチャンピョンシップに出場します。そして、それぞれの地方ラグビーユニオンは、プロチーム、クラブチーム、高校のチーム、年齢別の選抜チームなどを管理、運営しています。
例えば、ロトルア、タウランガ、ファカタネなどの地域は、ベイオブプレンティラグビーユニオンの管轄です。ベイオブプレンティラグビーユニオンにはベイオブプレンティスティーマーズというプロのチームがあり、エアニュージーランドカップに出場しています。オールブラックスのTanerau Latimer 選手はベイオブプレンティスティーマーズの選手です。
ベイオブプレンティラグビーユニオン管轄下には、現在38のクラブチームが登録しています。そして、38それぞれのクラブチームには、大人のシニアチームに加えて、こども対象のチームが、5歳以下のU5、6歳以下のU6から、13歳以下のU13まで年齢別にそれぞれあります。大きなチームでは、それぞれの年齢別全てにチームがあるところもありますし、クラブチームによっては、U5、U7、U9 など、2年間の年齢で1チームを編成しているところなどもあります。13歳を超えると高校に入学しますので、14歳から18歳までは各高校のチームに所属してプレーをします。高校を卒業するとまた、クラブチームでプレーをします。
そして、もちろん、U5、U6、U7、U8、U9、U10、U11、U12、U13と年齢別に練習が行なわれ、シーズンには年齢別にコンペティションも行なわれます。

また、14歳以上が在籍するニュージーランドの高校では、例えば、ロトルアボーイズハイスクールなど強豪高校で選手数が多くなると、年によってはU14、U15と、16歳以上は4軍、3軍、2軍、1軍の6チーム(あるいはU14とU15それぞれ2チームの8チーム)が編成されます。それぞれのチームはレベルに見合ったチームとシーズンには必ず試合があります。したがって、14歳でも15歳でも、高校1年生でも2年生でも、シーズン中は必ず、自分が所属するチームで大会に参加できます。各高校で基本的には3年生中心の1チームだけしか大会に参加できない日本の大会と、ここが大きく違うところだと思います。
クラブチームやジュニア、高校のラグビーの大会は、例年8月中旬から下旬までで終了します。大会が終了すると練習も終了です。来年のシーズンが始まる2月ころまでは、多くのプレーヤーは他のスポーツをやったり、のんびりしたりしています。

しかしながら、8月の大会終了時点で、ニュージーランドのそれぞれの地方ラグビーユニオンは、毎年、年齢別の選抜チームをつくります。例えば、ベイオブプレンティラグビーユニオンの場合、全クラブチームのシニア(大人)の選手の中から、ベイオブプレンティラグビーユニオンの代表チームとして、Development のチームを1つ作ります。また、その他に、U20、U18、U16、U15、U14、Roller Milles(11歳から13歳)、そして、Secondary School Girls (高校女子選抜)のユニオンの代表チームが、ユニオンによって選ばれた選手達で作られます。それぞれのチームは、例えば、オークランドやノースランド、カウンティーズマヌカウといった、他の地方ユニオンの選抜チームと8月下旬から10月上旬に対戦を行ないます。

たとえ8月までの大会で自分の所属するチームがいい成績を残すことができなくても、ひょっとしたら自分の実力で、地方ユニオンの選抜チームに選ばれる可能性もあるということです。例えば、U20やSecondary School Girls (高校女子選抜)などのユニオンの代表チームの選手になるためには、自分が所属するチームのコーチの推薦を受けて、セレクターが開催するトライアルに参加した結果、最終的に選ばれる仕組みになっています。全チームの中から、年齢別の選抜チームに選ばれることは、とてもすごいことですし、選手にとっても、チームにとっても名誉なことです。
クラブチームも強豪高校の1軍のチームも、練習は週に2回程度で、8月には大会が終わり、10月には選抜チームの大会も終了してしまいますが、みんなラグビーをとても楽しんでプレーしていますし、スキル面でのレベルも高いです。全国的にこういった体制がしっかりと整っており、チームとしても、また個人としてもチャンスがたくさん与えられているところも、ラグビー王国たる所以だと感じます。
(Kickoff-T)
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Black Kiwi(10/10)
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