ニュージーランド ラグビーブログ

ニュージーランドと日本を結ぶ 双方向ラグビーブログ

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Lions(ライオンズ)がやってきた! 

6月4日(土)「ブリティッシュ&アイリッシュ ライオンズ」のニュージーランドツアーの幕開けとして、地元Bay Of Plenty Steamers(ベイ・オブプレンティ・スチーマーズ)との対戦がある。

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昨日、ニュージーランドのオフィシャルのマオリ歓迎式(powhiriポウヒリ)に参加するため、ライオンズがロトルアを訪れた。

午後1時半の到着にあわせ、ロトルア空港には、サポーターがあふれかえっていた。

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大雨のせいか、チャーター機が遅れること、30分。
午後2時頃、ライオンズの選手たちがやってきた。
ファンは興奮のきわみ。

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ライオンズの選手たちは、ずっとニコニコしながら、ファンの声援にこたえ、快くサインに応じていた。


写真は、キャプテンのBrian O'driscoll(ブライアン・オドリスコール)ニックネームは、God(神様)<アイルランド/CTB>



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そして、ワールドカップ優勝時のイングランドのウッドワード監督。気さくなおじさん。
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スーパースター。女の子の黄色い声援が一番多かったのは、なんといってもこの人。
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ジョニー・ウィルキンソン選手。


どの選手もニコニコし、気軽にファンに話しかけていた。
「welcome to New Zealand」というと、「サンキュー。ニュージーランドにこれてうれしいよ。」とこたえてくれた選手もいた。


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みんなサインをたくさんもらっていた。


6月4日(土)午後7時10分 Kickoff!
ライオンズ vs Bay Of Plenty スチーマーズ

(Black Kiwi)




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2005 Lions Tour in New Zealand

今週末 、いよいよライオンズがロトルア入りします。
歓迎会やファンの集いなど、いろいろなイベントがありそうです。

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6月、7月に予定されている試合は、以下のようになっています。

6月3日(金) オールブラックス トライヤルマッチ
ライオンズ戦を控えて、オールブラックスメンバーを選出するため、候補者probableチームと候補者possibleチームが戦います。
この試合で実力を発揮し、認められれば、オールブラックスに選ばれるのです。

6月 4日(土)ライオンズVSベイオブプレンティ
6月 8日(水) ライオンズVSタラナキ
6月10日(金)オールブラックスvsフィジー
6月11日(土)ライオンズvsニュージーランドマオリ

6月15日(水)ライオンズvsウェリントン
6月18日(土)ライオンズvsオタゴ
6月21日(火)ライオンズvsサウスランド
6月25日(土)ライオンズvsオールブラックス 第1回 
6月28日(火)ライオンズvsマナワツ
7月2日(土)ライオンズvsオールブラックス 第2回
7月5日(火)ライオンズvsオークランド
7月9日(土)ライオンズvsオールブラックス 第3回




6月・7月はラグビー漬けの毎日です。
楽しみ!

(Black Kiwi)

冷え込みました

先週、1週間ずっと雨が続き、練習もしにくかったのですが、今朝は久しぶりに、スコーンと快晴!

冬の朝です。
晴れたほうが、冷え込みますね。
今朝は非常に寒かったです。

早朝、ファカレワレワのあたりにもやがかかって、水墨画のような美しさでした。

寒い日は、練習前にしっかりストレッチをして、筋肉をあたためましょう。

今日も一日、いい日にしてください。
いい日になるよう、がんばりましょう。

<NZSAコーチ> ジム・ラブのこと

本日は、ジムの人柄について。

ジムは魅力的な人である。
眼光が鋭く、口数が少ないので、一見無愛想で怖い人なのかと思うが、実はシャイなのである。

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一度、打ち解けると、楽しそうななんともいい笑顔で笑う。
実は、この人、「バナナでこけてころぶ」とか「変な顔でふざける」とか、ベタな笑いが好きなおっちゃんである。


彼は、いつも、他人を見ている。
周りにいる人を観察し、その人が今何を欲しているのか推察する。
コーチとして、選手の才能や適性を見抜き、個人のいいところをひきだしてやり、足りないところをアドバイスするのに一番重要なことは、コーチとしての目ではないか。


先日、ジムの家でNZSAのスタッフが集まって、スーパー12をTV観戦しながらの飲み会があったのだが、そこでもジムは常に周囲をみていた。
自分自身もお酒を飲みながらである。

ジムは、ダイニングで若いスタッフたちに囲まれて話していた。
何人かは、ダイニングから階段を下りて下に続くリビングで、ラグビーを観ていた。

ジムは、ダイニング(階上)で話しながらも、ラグビーの試合の途中経過をみるため、何度も上からリビング(階下)のTVを観ていた。

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ジムはその際、すかさず、みんなを見渡す。
本当は、ラグビーの途中経過ではなく、みんなの飲み物や食べ物が足りているかをチェックしているのだ。
そして、グラスが空になっているのをみつけると、降りてきて継ぎ足してあげたり、「次も同じもの飲むか?他のものにするか?」と聞いてくれる。
「I am all right now.(今は、いらない。)サンキュー」というと、それ以上に無理強いすることは決してないが、しばらくするとまた聞いてくれる。
「飲むもの足りてるか?もう一杯飲むか?」と。


優しい。本当に優しい。


「好きなもの、勝手に飲んだらええよ。」というスタンスで、たーくさん飲み物が用意されている。
なんでも自由に飲めるようにしてくれてるのだから、「好きなもの飲んだらええよー」と言うだけでいいのに、それでもジムは「飲みものは?」と一人一人に聞き、作って持ってきてくれる。
また、話し相手がいなくて一人でいるような人のところには、気がつくとジムがそばにいって話している。



この人は、なんて優しい人だろう。
集まっている人たちは、すべて自分より年下で、部下であったり生徒であったりするわけである。
自分の家に他人を招いたホストの立場に徹底している。

すごい人だとあらためて思った。
ジムに会っって話したことのある人たちはすべて、彼の誠実な人柄に魅了される。
押し付けがましくない優しさ。
他人をじっと見ているがゆえに、その人の求めているものをキャッチする感性のするどさ。


プロのコーチに求められる一番大事な素質とは、優しさと愛情ではないか。
ジムをみているとそう思う。


(Black Kiwi)

ラグビーマガジンで紹介されます!

ニュージーランドラグビーブログを、2005年5月25日発売のラグビーマガジンで、紹介していただけることになりました。




ニュージーランドと日本のラグビーを愛する人たちの交流の場になればと思っています。


みなさま、今後もどうぞよろしくお願いします。


(Black Kiwi)

1時間走る...どのぐらいの速さで走るのか?

豚足wingさんからいただいた「30代の選手はどんなトレーニングを心がけるべきか」とのご質問に、New Zealand Sports Academyのコンディショントレーナーで、現TOYOTAチームのトレーナーでもあるニックから回答がありました。

それによると、
1.まずは、週に4回、1時間走ることを1ヶ月やってみる。
2.有酸素運動をうまくとりいれたトレーニングを行う。

ということが大事だそうです。


それに対して、さらに、豚足wingさんから質問をいただきました。


①「1回1時間のジョギングを・・・」とありましたが、どのくらいのペースでのジョギングでしょうか?よく書籍などには心拍数120ぐらいとか書いてありますが、中年親父が夜中に一人で行う運動なので、心拍数を測る人も機械もありません。


「中年親父」というお歳では全くないと思いますが、さて、どのの程度のペースで走りこむのがいいのでしょう?
ジムに聞いてみました。


答えは「Fast jogging」だそうです。
「速めのジョギング」です。


ジムはいつも言葉少ない人です。すみません。
速いジョギング。全力疾走でなくてもいいが、ゆっくり走るというわけでもない。そんなペースで走ってみられてはいかがでしょうか?
心臓がバクバクして、もう死にそう!という心拍数が100だとすると、有酸素運動(エアロビクス運動)は、その心拍数を80%程度まであげる運動であると聞いたことがあります。
うっすらと汗をかき、少しはあはあ言う程度の運動が心拍数を80%まであげる運動だそうです。
個人によって体力が異なるので、心拍数を○○まで上げる運動と定義するのは難しいですね。
ご自分の体力とペースに合わせた「速めのジョギング」をしてみてください。

本当は、アスファルトでなく、芝や柔らかい土の上を走るのがいいのですが、日本ではそうもいかないですよね。
ロトルアには、Red Wood Forest(赤松の森?)というトレッキングコースがあり、NZSAの生徒たちもその林のなかをよく走っています。

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②「60mの上り坂を全速力で走る、そして今度は40m、最後に10mを全速力で駆け上ってください。」
「 400m全力疾走し、続いて200m、60mと全力疾走する。」
とありましたが、セット間のインターバルの時間はわかりますが、60m走った後40mを走る等々まではどのくらいのインターバルで走ればいいんですか?



ジムの回答です。

「No interval」
(インターバルなし)


きついトレーニングですね。
このトレーニング方法が、豚足wingさんをはじめ、30代のラガーマンのみなさんにお役にたちますように。


30代、がんばりましょう!



ニュージーランドのプロのコーチに聞いてみたいことがある方、コメント欄にご質問やご感想をください。
質問は、トレーニング方法に関すること以外でもかまいません。
お待ちしています。


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(Black Kiwi)

30代のラガーマンのトレーニング方法は?

BACK THREEの豚足wingさんから、ご質問をいただきました。


私は約10年前までラグビーをやっていました。
その後10年ほどラグビーから遠ざかっていましたが、最近また始めたんですが、中々以前のように走ったりする事が出来なくなりました。

もちろん年齢(30代です。)のことは分かりますが、もう少し回復したいんです。
どんな風なトレーニングをすればいいでしょうか?


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回答は、New Zealand Sports Academyのコンディショントレーナー、トップリーグTOYOTAチームの現トレーナーでもある、ニック・パウロスさんからもらいました。


He needs to go through a lot of aerobic work which is long distance running and then into anerobic which is short and fast work.

He needs to run for an hour, 4 times a week for a month then add on anerobic work

Run fast 60m up hill then 40m then 10m recover for 30 seconds then start again do this for half an hour.
Do anerobic work 3 times a week.
Then once a week do a lactate sessions once a week which is going to fatigue.

For example...

Run 400m then 200m and then 60m, rest for 5 minutes then do it again 3 times

Then do 10 squats on rugby field run out 25m sprint back then run out 50m
then sprint back then run out 60 m and then sprint back recovery time 30 secs then do again 3 times



25歳を過ぎると体力はどんどん衰えていきます。
体力の衰えを補うためには、身体に酸素を効率よく取り入れる努力をしなければいけません。

この方に必要なトレーニングは、長距離を走る「エアロビック運動」(有酸素運動)と、短い距離で速く行う有酸素運動の両方をたくさんとりいれていくことです。
(※有酸素運動とは、ジョギング、水泳、サイクリングなどの、持続的に酸素を摂取しながら行う運動の総称です。)


まず、1週間に4回程度、1回1時間のジョギングを、1ヶ月やってみてください。
それから、さらに有酸素運動を追加していきましょう。

60mの上り坂を全速力で走る、そして今度は40m、最後に10mを全速力で駆け上ってください。
30秒休憩したあと、もう一度最初から、60、40、10mを繰り返します。そしてまた30秒休憩。
これを30分間続けてください。
この30分の有酸素運動は、1週間に3回は行ってください。



そして今度は、有酸素運動ではない、筋肉や組織に負荷をかける運動を、週に1回、行います。
(筋肉から乳酸を出すような運動。ラクテート運動といいます。)
例えば、
400m全力疾走し、続いて200m、60mと全力疾走する。
5分休憩ののち、最初から繰り返す。これを3セット。


そして、最後にラグビーフィールドでのトレーニング。
スクワット10回→25mを往復で全力疾走→50mを往復で全力疾走→60mを往復で全力疾走。
30秒の休憩の後、最初から繰り返す。これを3セット。




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「スポーツは科学である」
Nick Poulos(ニック・パウロス)



(Black Kiwi)

ラグビー選手にとって理想的な朝食 

今日はロトルア大雨です。
こんなに雨が降っていると、外での練習はしにくかもしれません。

さて、今日は、ラグビー選手が心がけるべき食事についてのお話。

ジムに聞いてみました。

ラグビー選手が食事するとき、気をつけることはなに?


すると即答。
「not too much eating」
(「食べ過ぎないこと」)


あんなに運動量の多いラグビー選手ですから、

肉や野菜をがっつりたくさん食べて、スタミナをつけないといけない!

のだと思ってました。

ところが、そうではなかった!

赤味の肉は脂肪が多いので、毎日は食べないこと。
チキンでも、脂身の多い皮の部分は、残すこと。
ホワイトミート(白身の魚やチキンのささみなど)を多く摂るように。
意識して、水分をたくさん摂る。
糖分ひかえめ。(アルコールも糖分が多いので飲まない)


などなど、プロ選手は、実にストイックな食事を心がけているのです。

以前、今はフランスにいるオールブラックスのケイス・ミュース選手が、てりやきチキンの皮を残しているのをみて、

「皮、嫌いなんかなあ。皮がうまいのになあ。」

とのんきに思っていた私ですが、実はミュース選手は、身体をよりよい状態に持っていくため、「プロの食事」を心がけていたのですね。


では、New Zealand Sports Academyが指導している一日の食事。
まずは、朝食偏。


朝目覚めたら、まず、水かフルーツジュースを飲む。


<ラグビー選手にとってのよい朝食>
・Carb + Fibre (炭水化物と食物繊維)を摂る
・low sugar(糖分ひかえめ)を心がける
・high protein low fat(高タンパク質、脂肪少なめ)
・fruit(フルーツ)
・Hydrate(水分を多く含んだもの)を摂る



コンディショントレーナーのニックが、炭水化物とハイドレート(水分大めのもの)を「意識してたくさん摂取せよ」と、強調していました。

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炭水化物と食物繊維を多くとるため、シリアルやトーストなど。
ただし、糖分と脂肪は控えないといけないから、ジャムやバターをトーストにたっぷり塗るのは禁止。
たんぱく質をたくさんとるため、卵、チキン、ツナ、ベーコンなどを食べると良い。ただし、ベーコンの脂身は残す、ツナも油の少ないものを、卵も油の少ない調理方法で。

フルーツは、食物繊維もおおいし、ビタミンがあるので食べること。

水分の多いものを摂ること。これが大事。


こう考えると、ご飯、味噌汁、焼き魚、納豆など、「和朝食」は、ラグビー選手にとってすごくいいのではないでしょうか?
タンパク質たっぷりで、脂肪少なめ、そして甘くない。


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写真:ラグビー選手としてのよい身体作りの、講義を受けるNZSAの生徒たち。

2011年 ラグビーW杯を日本で!

2011年ラグビーワールドカップを、

日本に招致しましょう。


署名運動にご協力ください。
署名はこちらからです。

2011年ラグビーW杯日本招致チャレンジ2011サポーターズウェブサイト



2011年のワールドカップ開催に名乗りをあげているのは、日本とニュージーランドと南アフリカ。
ニュージーランドに住む私としては、ニュージーランドでの開催も応援しています。
でも、日本でワールドカップが開催されれば、ラグビーをもっともっと日本のみなさんに知ってもらうすばらしいチャンスです。


日本でのワールドカップ開催を応援します。


さっそく、署名をしたら、こんなメールが届きました。


チャレンジ2011サポーター様

チャレンジ2011署名活動にご協力いただきありがとうございました。
いただいた署名は「日本ラグビー界の声」としてIRB(国際ラグビーボード)へ提出させていただきます。開催国は本年11月18日に決定します。
日本ラグビー史最大のチャレンジとなる2011年ラグビーワールドカップ日本開催は、チャレンジ2011サポーターのあなたの力なくしては実現しません。
今後ともご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。

2011ラグビーワールドカップ日本招致委員会



らぐびーあにまるさん、良い企画を教えてくれてありがとうございました。



開催国は2005年11月18日に発表になるのですね。
ニュージーランドは招致運動はちゃんとやってるんでしょうかね?(何かにつけて、のんびりした国なので)
ジムに聞いておきましょう。


(Black Kiwi)

ジュニアラガーマンには、「基礎」が最重要

今日もロトルア快晴。すばらしいお天気です。
小春日和でしょうか。
朝晩は、気温が1度ぐらいで、冷え込みますが、日中は15度以上になります。
これからもっと寒くなるんですよねえ。冬のニュージーランド、空気が美しいです。


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さて、ミナミナさんからご質問をいただきました。
ありがとうございました。



9歳の息子のポジションはセンター。
肝心なスピードがイマイチのような気がします。
日頃から、どんなトレーニングを心掛ければいいでしょうか?
素晴らしいオールブラックのトレーニング方法を知りたいです!!




それに対するジムの返事は、

Kia ora

As discussed skills are more important

Cheers

(Jim)



でした。

なんだか短い回答ですね。すみません。
このあいだ、くりはらさんからもジュニアラグビーのトレーニング方法についてご質問をいただきましたが、その際にジムが申しておりましたのは、「小さい頃は、スピードはそんなに最重要視する必要はない。コーチとしては、その子に天性にそなわった素質が何であるかを見極めることが大事。」ということでした。

今、息子さんが9歳でいらっしゃるなら、走り方のフォームやセンターとしての動き方を身につけようとするよりも、とにかくスキルを身につけることが重要だとジムが言っておりました。


ジムが何度も言う、「スキル」とは、日本語でいうと基礎基本のようなことです。
ボールの持ち方、パスの仕方、キックの仕方などの基礎を、徹底的に練習すること。
ジュニアにとっては、それが一番重要なことであると。



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オールブラックスを有する国の練習方法としては、なんとも、あたりまえのアドバイスのようですが、オールブラックスも子供の頃からこのように教えられてきたのかもしれませんね。


次回は、ラグビー選手として、どんなものを食べたらいいか、日常生活で何をこころがけたらよいかについて書きます。

(Black Kiwi)


きみたちは、ひとつのチームなんだ

New Zealand Sports Academyの午前中のフィットネス練習終了後、コーチのダリルが、生徒たちに注意をしていた。


背筋がしゅっとのびて姿勢がよく、いつも穏やかにニコニコしているダリルが、いつになく、声を荒げていた。


「今日は、僕は君たちにがっかりした。
今日の走りこみの練習のときだ。
自分が終わったら、あとは他の人たちの走りは見なくていいのか?お互いに見合って、アドバイスをしあうべきなのではないのか?君たちは、一つのチームなんだ。個人の能力をのばしても、チームとしての力がないと勝てないんだよ。なんのために練習しているのか、試合に勝つためだろう?そのためには、チームとしてベターにならないといけないだろ?それをちゃんと考えないとだめだ!」




ダリルの言ってることは、全く当たり前のことだ。
たまたま練習中にちょっと手を抜いている生徒がいたのだろう。
生徒たちは、神妙に真剣に聞いていた。
こんなとき、ニュージーランドの若いラガーマンは、うつむいたりしない。
まっすぐ顔をあげて、みんな話しているダリルの目をじっと見ていた。

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昼食をとりながら、午前中の練習の様子をビデオで観て分析する生徒たち。
(この直前に、ダリルに注意をうけた。)


We are a team!We have to be better as a team.
そうやってゲキをとばすダリルの言葉に、私は少し胸が熱くなった。



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練習を監督するジムとダリル


(Black Kiwi)


ストレッチの必要性

練習前と練習後になぜ、ストレッチ運動が必要なのか。
ストレッチをすることでどんな効果があるのか?

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You need to stretch your muscles before and after to make them more pliable and to warm them up.
This will help to reduce injuries, to keep flexible during the game.
After the game it is all about the recovery of your body
and to keep the muscles pliable.

(Jim Love)



筋肉をウォームアップさせ、柔軟にするために、練習前と練習後に筋肉のストレッチ運動をすることが必要です。
このことで、怪我をしないようになり、試合に順応することができるのです。
試合後にストレッチをすることで、身体機能の回復を促進し、筋肉を柔軟に保つことができます。




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練習の後、ストレッチをしながら談笑するチーフスの選手たち。


(余談)
このとき、怪我のため練習に参加していなかったチーフスのキャプテン、ジョノ・ギブス選手。
練習終了後に黙々と用具の片付けをしていました。
ゴールポストのウレタンのはいった特大のガードを、ジョノ・ギブスがはずしました。
それをひきずって持ってきたギブス選手、ストレッチをしていたチームメイトのマーティ・ホラー選手たちの身体の上に、ドンっと乗せて、素知らぬ顔で去っていきました。
写真は、ギブス選手が身体の上に置いていったガードの上に座って、談笑しているホラー選手たちです。
なんとも、選手同士が仲の良いチーフスらしい様子でした。




(Black Kiwi)

ニュージーランドでのラグビートレーニング方法

ラグビーにおけるスピードの重要性の記事について、ご質問をいただきました。
日本で、5歳から15歳の子供たちのコーチをしていらっしゃるくりはらさんからのご質問です。
ありがとうございました。



日本では、例えばハンドリングの練習をするとき、まずは、立ち止まってボールを投げ合うパスの練習からはじめます。投げ方ができるようになってから、走りながらボールを受ける、パスをする…、といった具合に段階的にスキルを身につけていく方法が一般的です。どちらかというと、スピードを求めてミスをするより、確実なプレーを重視する傾向があります。
私自身もプレーヤーには、まずはゆっくりと確実なプレーできるよう練習を重ねさせて、だんだんとスピードを上げていくような練習の組み立てを心がけています。


ニュージーランドでは、具体的にどのようなトレーニングを積んで、スピードあふれる、かつ堅実なプレーを身につけているのでしょうか?


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ニュージーランドでは、若い選手にスピードを身につけさせるため、子供の頃(ジュニアラグビーの頃)から、スピードのトレーニングを行っているのですか?

Jim 「Yes we do」

「Fitness and speed is very important so when they play the game they can execute their rugby skills better」
フィットネス(基礎体力強化)とスピードは、大変重要です。
それが身についているからこそ、試合において、よいスキルを発揮できることになるからです。

<質問>
ニュージーランドでは、どのようにして選手に「スピード」を身につけるトレーニングをしているのですか?

<ジムの答え>
Through customised speed and weight programmes
個々の能力に応じて作られたスピードとウェイトトレーニングのプログラムによって、行われています。

<質問>
子供たちのためのトレーニングメニューは、どのようにして組まれるのですか?

<答え>
Depends on age and level of fitness and skills they already possess so we put programmes together
that suit their level. If you could give us more info on your children you coach Corey may be able to help you with a programme.
その子供たちの年齢とそなわっている力やレベルによって異なります。
もし、よかったら、教えていらっしゃる子供たちについてもっと詳しい情報をいただければ、スプリングコーチのコーリーが、トレーニングメニューを作るのを手伝ってあげられます。



今日、ジムとスピードについて、話してきました。
子供たちに関しては、スピードをつけることを最重視するのではなく、その子に天然に備わっている能力が何かをまず見極めることが大切だとジムが言ってました。

もともとスピードのある子もいれば、足が速くない子もいます。
そんなに足が速くない子であれば、まずパスやキックなど基礎的なスキルを身につけることで、スピードのなさをカバーできます。
くりはらさんがおっしゃるように、スピードよりも、基礎的な練習をしっかりやることで、スキルが身につく。
ラグビーの試合においては「スキル」が一番重要である。
とジムは何度も言ってました。

ですので、基礎をしっかりミニつけたうえで、徐々にスピードもアップさせようという日本のやり方と、基本的にはかわらないと思います。


教えていらっしゃる子供さんたちの、基礎体力などのデータがあれば、各自に応じたトレーニングメニューを作るお手伝いをしますよ、とのことでした。

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NZSAのトレーニングルーム。
各自のトレーニングメニュー(ポジション、レベル別に作成されている)のファイルがぶら下がっている。



ラグビーに関する質問や、感想などお気軽にコメント欄にお書きください。
NZSAのコーチ陣がお答えします。
また、ラグビーを愛する日本のみなさん同士の交流の場になればとも思っています。

(Black Kiwi)




スーパー12 ラウンド11 観戦

金曜の夜、ジム・ラブの家(大邸宅)に、NZSAのスタッフや生徒が何人か集まり、ハリケーンズvsブルーズ戦を観戦した。

ハリケーンズ対ブルーズ。
96年にスーパー12が始まってから、ハリケーンズは、ブルーズに勝ったことがない。

今年のハリケーンズはちょっと違うかも...と期待していた私。この日は、ハリケーンズキャプテン、そしてオールブラックスキャプテンのウマガのスーパー12での100試合めでもあった。

試合前に、ジムに「どっちが勝つと思う?」とジムに聞いてみた。

ジム即答。「ブルーズ」

なんでそう思うのか?と尋ねると、
「ブルーズの方がbetterだから」と答えていた。

結果は、ハリケーンズ初勝利!
よくまとまって、パスが回っていた。


試合観戦後は、カクテルパーティ。
ものすごい量を飲み、酔った様子もなく普通の顔をしているみんなに驚いた。


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ジムと、フォワードコーチのスティーブ



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飲んでいても背筋がきゅっとのびて、かっこいいダリル・シェルフォード。
ダリルもNZSAの常駐コーチである。
ダリルは、オールブラックスの「伝説の人」、ウェイン(バック)・シェルフォードの弟である。



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若いスタッフと生徒に囲まれて談笑するジム


ラグビーの話をしながら、楽しく夜はふけていった。

Speed in Rugby(ラグビーにおけるスピードの重要性)

今日のニュージーランド、ロトルアは秋晴れです。
まるで春のようにポカポカと暖かい一日。

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さて、本日は「ラグビーにおけるスピードの重要性」について。

New Zealand Sports Academyのコーチ、Corey Rikihana(コーリー・リキハナ)からのショートコラムです。



<Speed in Rugby>

Speed specific training is very important for rugby players, from Club level to Internationals.

The demands on individual positions within the rugby team and game situation are very diverse, and so it is critical to design training techniques that meet the needs of each.

Tight forwards and inside backs must be powerful and predominantly run with short bursts. Loose forwards and outside backs are required to perform longer faster runs whether as support runners or ball carriers.

Overall Sprinting Technique is important no matter which position in order to maximise the players potential on field. Time should be taken to correct fundamental errors, and retrain correct form.

(Corey Rikihana)



<ラグビーにおけるスピードの重要性>

スピード特別トレーニングは、クラブラグビーからインターナショナルのレベルまで、あらゆる選手にとって非常に重要です。


チームの中でのそれぞれのポジションに求められる「スピード」と、試合におけるいろんな場面で要求される「スピード」は全く異なります。
だから、それぞれが要求するものに一つ一つ対応したスピードトレーニングを組むことは、大切なことであり、難しいことでもあるのです。

タイトフォワードとインサイドバックスは、「短い距離をパワフルに、有効にパワーを炸裂させるような走り」が要求されます。
また、アウトサイドバックスは、ボールを持って走るにしろ、サポートとして走るにしろ、「長い距離を速く走り続けること」が求められます。

このように、Sprinting Technique、すなわち”走りのテクニック”を学ぶことは、どのポジションであっても、非常に重要なことなのです。
フィールドにおいて、選手の能力や可能性を最大限に生かすために。
基本的なミスを正し、正しい走りのフォームを体得するには、多少時間がかかるでしょう。

(コーリー・リキハナ)



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スプリントコーチ: コーリー


【Corey Rikihanaのプロフィール】
Speed Coach for Surf Life Saving New Zealand Development Squad
Coach, Bay of Plenty Surf Life Saving Team
Coach, Need4Speed Sprint Squad, Tauranga, New Zealand
Owner – Need4Speed Ltd
Rugby Teams Played for – Bay of Plenty, Bay of Plenty Maori, Bay of Plenty Maori Sevens, Wellington Sevens, Waikato University, Tauranga Sports (2 x Premier Championships)




ラグビーQ&A開始します。

ニュージーランドのプロのラグビーコーチに、聞いてみたいことはありませんか?
ラグビーに関すること、練習に関すること、試合に関すること、レフリーに関すること、恋の悩みなどなど。
みなさんからの質問に、ジム・ラブを筆頭にしたニュージーランドのプロコーチ、または現役選手が、お答えします。
質問は日本語でかまいません。英訳してお伝えします。


感想などお気軽にコメントを残してください。
お待ちしています。


(Black Kiwi)

Jim Love(ジム・ラブ)に聞く

やたら、かっこいいおっちゃんである。
無愛想でとっつきが悪いが、実はシャイなのである。
少し話すと、眼光鋭い彼の、一見こわそうな顔が、笑顔にくずれる瞬間がやってくる。
なんとも楽しそうに、ちょっと恥ずかしげに、良い顔で笑う人である。
穏やかで優しい彼の態度に、誰もがすぐにうちとける。
また、誠実な彼の人柄は、全ての人を魅了する。
そう、彼の名前はJim Love(ジム・ラブ)。1953年生まれ。
ロトルアにある※ニュージーランドスポーツアカデミー(NZSA)の主宰者である。


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ジムは、1976年から10年間、ニュージーランドマオリオールブラックス選手に選出された名プレーヤーであるが、コーチとしての腕と経歴もすばらしい。


<ジムのラグビーコーチ歴>

2001- 2003 トンガナショナルチーム

1998- 2001 ニュージーランドマオリオールブラックス (25連勝させたという世界記録あり)

1991, 1996 - 1997 NPCマルボロ チーム
- Runner up 3rd division 1996
- Winner 3rd division 1997

1995 - 1998 ニュージーランド南島マオリ代表

1998 NZ U21 トライアルコーチ

1997 NZ マオリセブンス
         (サモア招待チーム)

1997 ネルソン・マルボロ混合チーム vs France

1987 - 1995 セドンシールド・ディストリクト マオリ
- Te Waipounamu Shield - 3 times
- South Island Districts Cup
- Ratana Cup
- Maowhera Trophy and Tirikatene Shield

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<ジムが語る ~私とラグビー~>

The first time I played rugby was at the age of 4.
Rugby was always number 1 in NZ, everyone played.
I enjoyed the physical contact side of the game.
Rugby fascinates me because it is a very skillful game and a game that you never stop learning from.
It is also an opportunity to meet many different people and cultures and creates many friendships.

Japanese rugby has improved immensly and will only get stronger.
Japanese rugby will only get stronger if they consistently play teams like the All Blacks.
Japanese rugby players are the most disciplined players in the World.
They are very skillful and their agility is awesome.
I have always enjoyed coaching Japanese.
I enjoy coaching and creating new inivative ideas with tactics and moves.

はじめてラグビーをしたのは4歳の頃です。
ニュージーランドでラグビーはいつの時代もナンバーワンのスポーツで、みんながラグビーをやってましたから。
体と体を激しくぶつけあうところがラグビーのおもしろいところです。
でも、ただ力まかせにぶつかるだけでは、当たり前のことですが、ゲームには勝てません。そこには、技術や戦略が必要です。個人とチームの技術を徹底的に磨き、考え抜かれた戦略を持って相手に体ごとぶつかっていく。ラグビーをやっていると、やるべきことが次から次へと出てくる。ここまでやったから大丈夫だということはないんです。学ばなければいけないことがどこまで行ってもたくさんあります。
それがまた、ラグビーの魅力です。
私はラグビーを通じていろんな国のいろんな人と出会うことができました。ラグビーをやっていなければ、これほど多くの人と友達になれなかったと思います。


最近日本のラグビーは急速に変わってきているということです。レベルがものすごく上がってきました。
おそらくもうすぐ強くなってくると思いますよ。
できることならば、オールブラックスのようなチームと対戦したり、世界中のレベルの高いプレーヤーと一緒にプレーする機会を、できるだけ多く作っていくことが大切だと思います。
私は、日本のラグビープレーヤーは世界中で最もよく訓練されたプレーヤーだと思っています。
技術もすばらしいですし、なんといってもその俊敏な動きには目を見張るものがあります。
ですから、日本人のプレーヤーを教えるのは、すごく楽しいんです。
ラグビーがもっと日本でポピュラーになって、日本のラグビーがさらに強くなることを期待しています。



最後にジムが言ったひとこと。

Rugby has been part of my life.

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ラグビーQ&A開始します。

ニュージーランドのプロのラグビーコーチに、聞いてみたいことはありませんか?
ラグビーに関すること、練習に関すること、試合に関すること、レフリーに関すること、恋の悩みなどなど。
みなさんからの質問に、ジム・ラブを筆頭にしたニュージーランドのプロコーチ、または現役選手が、お答えします。
質問がある方、お気軽にコメントを残してください。
日本語でかまいません。
お待ちしています。



※New Zealand Sports Academy(NZSA)は、ジム・ラブが1999年にロトルアに設立したラグビーアカデミーです。
2005年度も2月に開講し、ニュージーランド国内外の若い選手たちが、徹底した管理のもと、トレーニングに励んでいます。

NZSAには、海外からの選手やコーチのために、プロフェッショナルなラグビートレーニングプログラムもあります。
これは
ワールドクラスのコーチやトレーナーたちによって運営されるラグビー集中プログラム実施中。これまでには日本をはじめ、イングランド、ウェールズ、アイルランド、南アフリカ、イタリア、フィージー、マレーシア、シンガポール、アメリカなどいろいろな国からたくさんの方が参加しました。


(Black Kiwi)

ニュージーランド ラグビーブログ始めました

ニュージーランド ラグビーブログ 開始します。


自然豊かなすばらしい景観と、他にはないマオリ文化の発祥の地として、世界的に有名な国ニュージーランド。
また、ニュージーランドは、あこがれの「オールブラックス」というナショナルチームを有するラグビーの聖地でもあります。
類まれな才能を持つ選手を数多く生み出しているラグビー王国、それがニュージーランドです。

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ニュージーランド人は自分たちのことを親しみと誇りをもって「Kiwi(キウィ)」と呼びます。
Kiwiの考え方の根底には、「まず楽しむこと!」というのがあります。



Enjoy everything, just enjoy!
If you get something else, it is your bonus!

まず全てを楽しむこと、そこで何か得られたら、それはボーナスだと思いなさい。

ラグビーを楽しもう。
基礎練習を楽しもう。
能力が改善されていくことを楽しもう。
チームの一員であることを楽しもう。
試合を楽しもう。
そして勝とう!

楽しんだ結果得られた、勝利の喜び。
楽しんだ結果得られた、生涯をともにする仲間。
楽しんだ結果身についた、スキルと情熱。
楽しんだ結果得られた報酬と名声。

それらはすべてあなたの人生の「ボーナス」なのです。

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ニュージーランドラグビーブログ、本日より開始します。
ラグビーを愛する気持ちは世界共通です。
ラグビーを通じて、ニュージーランドと日本をつなぐブログをめざします。
ニュージーランドのプロのラグビーコーチや選手と、日本人ラガーマンの交流の場になればよいと思っています。


感想や質問など、コメント欄にぜひ残してください。
みなさん、これからどうぞよろしくお願いします。

(Black Kiwi)


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