チップス一袋につき、一枚のラグビー選手のカード。
ブルーバード社の思惑通り、このポテトチップス売れに売れている。
子供たちは夢中で集めている。
別売りのカードホルダー(アルバムのようなもの)は、すでに売り切れ。
誰でももれなくもらえる。
でもどの選手のカードが入っているかは、チップスの外袋をあけても見えない。
底の底のほうに小袋にいれられてお宝ははいっているから。
そのミステリアスさがいいのだろう。
人間、小さい頃からくじびきやあてもんは大好きな生き物だ。
私たちが、子供の頃「プロ野球スナック」というのが流行ったことがある。
ラグビースパースターカードとまったく同じ。
スナック菓子を買うと、プロ野球選手のカードが一枚はいっていて、それを集めるのだ。
ホームランカードとかいうのもあったっけ。ホームランカードがはいっているとどうなったのだろう?もう一つ、スナック菓子がもらえたんだったろうか?
当時30円か50円でそのスナック菓子は買えた。
私はあまり興味がなかったのだが、男の子たちは夢中で集めていた。
「お菓子いらんから、やるわ。」とスナック菓子は食べずに友達にあげるとかひどい子になると捨てたりして、問題になっていた。
同じ問題がニュージーランドでも起きている。
カードがほしいためにチップスを買う。
チップスばっかり食う。
「塩気と脂肪分ばかりであまり栄養的にはすぐれていないチップスばかりをこんなに食べるのは問題だ。」と栄養士がTVでコメントしていた。
母親も嘆く。
「チッピィばかり食べるから、おなかが減らずにご飯を食べない。」と。
また、友達と交換しているうちはまだよいが、欲しいカードを手に入れるために上級生が下級生を脅したり、いじめが起きたりという思いがけない問題も起こっているらしい。
ニュージーランド人にとって、ラグビー選手とはここまでヒーローであることの証ともいえるが、新聞やTVのニュースでまで取り上げられるとは、なんともおもしろい社会現象である。
全部集めると50枚になるカード。
日本だと、きっと大人買いする人も多いのだろうな。
私も試しに一つだけ買ってみた。

中にはいっていたカードは、クルセーダーズの新星ステファン・ブレッド選手。

うーん、ブレッド選手か。一瞬カーターかと思って大喜びしたのに。
一つだけ買ってカーターとかリッチーがでてきたら、それこそなんかいいことあるのじゃないかとうれしい。
ステファン・ブレッドかー、もう1回買ってみたらリッチーが出るかもしれないな、もう1回買ってみようかなと思わせるうまいやり方だ。
以前にウィートビックスというシリアルを買うとオールブラックスのグッズがもらえるという似たようなキャンペーンをやっていたが、それよりもチップスのほうがずっと売れたのではないだろうか。
そこまで、オールブラックスやスーパー14の選手は、子供達の心をつかんでいるということか。
牛乳やチーズなど身体によいものにラグビースターカードをつけると、子供が牛乳を飲むようになって世の親たちも喜ぶのではないだろうか。
関連ホームページ
http://www.bluebirdsuperstars.co.nz/
(Black Kiwi)



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