ニュージーランド ラグビーブログ

ニュージーランドと日本を結ぶ 双方向ラグビーブログ

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2010 オールブラックス対アイルランド

11月21日、ニュージーランド時間の早朝、オールブラックス対アイルランドのテストマッチが行われた。
前週にスコットランドを49-3で降したオールブラックス、今週はダブリンでアイルランドとの対戦である。過去一度もアイルランドには負けたことがない。

この試合は、3つのマイルストーンとなる可能性の高い試合であった。

キャプテンRichie McCaw選手と、フルバックのMils Muliaina選手の93回目のテストマッチであった。オールブラックスとして、93回の試合に出たというのは、過去最多のショーンフリッツ・パトリック選手の92回を抜いた記録である。
リッチーとムリアイナ選手は、テストマッチ最多出場の記録保持者となった。

ヘンリー監督いはく「これは、ラグビー選手だけでなく、ニュージーランド国民にとって誇りに思うべき、記録だ。オールブラックスの110年の歴史において、93回もテストマッチに出場した若い選手が二人もいるということは。」

そして、Daniel Carter選手。彼も世界記録をこの試合で達成するのではないかと予想されていた。その記録とは、Test rugby's highest scorer である。この世界記録をもっていたのは、イングランドのウィルキンソン選手のもつ1178点の得点にあと20点までせまっていた。結論からいうと、このアイルランド戦では記録は達成できなかった。
カーターのこの試合での得点は18点。記録達成は、来週のウェールズ戦に持ち越しである。

しかし、正確なゴールキックに加え、彼のキックの多様さと精密さ、度胸のよさ、落ち着きはすばらしい。カーターがこの試合のMan of the matchに選ばれた。
試合後の彼のインタビューがまたふるっていた。

「記録はあまり意識していなかった。来週の試合で達成?どうだろう?...できたらうれしいけど。この試合は、リッチーとムリアイナの大事な試合だったから、そっちに焦点が合ってよかったよ。」


ニュージーランドヘラルド紙に載っていた、この試合における各選手の採点評価。
10点満点での採点。(評価をしたのはWynne Gray氏。)

1. Tony Woodcock 6.5点
彼にとって73回目のテストマッチは、タフなゲームであった。スクラムのインターセプションで何度も注意された。しかし、トラックではいい感じ。


2. Hikawera Elliot 6.5点
ラスト15分で、アンドリュー・ホアに花を持たせる結果となった。ポジションをはずされるほどではないが、もっと「するどさ、切れ」を要する。


3. Owen Franks 7.0点
スクラムではレフリーの思うようなプレーをできなかったが、それ以外ではパワフルな彼独自のパフォーマンスを見せた。



4. Anthony Boric 8.0点
Welcom!ブラッド・ソーンのかわりに招聘されたのが遅かったほど。確実にかなり前に進むのがすばらしい。big response!


5. Tom Donnelly 6.0点
足の怪我のため、ハーフタイムで降板。あまり視界にはいらなかったが、アイルランドのはしを攻守するコアな存在。


6. Jerome Kaino 7.5点
袖まくりをして情け容赦なく仕事をかたづけていた。このシーズンは彼はこういう仕事をよくみせている。前よりも快適にプレイしているようにみえる。


7. Richie McCaw – captain 7.5点
世界記録達成者をすべての人々が歓迎した。タックルは、彼のいつものよりもシャープさに欠けたが、サイドをよく守った。ほとんどすべての判断も正しかった。


8. Kieran Read 8.5点
またもやすばらしいゲームであった。巨大な仕事量をこなし、パドックのどこにおいても相手を前に進ませなかった。2つのトライで仕事の仕上げをした。



9. Andy Ellis 6.5点
これがマラソンだったなら、彼はほとんど正しい位置にいたであろう。狙い通りにパスを出せなかった。



10. Daniel Carter 8.0点
彼のマジカルレフトブーツ(奇跡の左足)から、蹴りだされるキック、ミスをしたのはたった一度だけ。先週はみられなかったが、キックの攻撃がバラエティに富んでいた。来週、ジョニー・ウィルキンソンを捕らえるであろう。マン・オブ・ザ・マッチ。


11. Hosea Gear 8.0点
ディフェンスのファーストラインに、ぐいっと突っ込み、別のスペースを作り出していくプレイを見せた。攻撃だけでなく、ディフェンスもすばらしい。


12. Ma’a Nonu 6.5点
ぷーっと吹いてはみたが、家を吹きとばすことはできなかった。異なる質問をしてきたアイルランドのミッドフィルダーの質に対し、諦めてしまっていた。



13. Conrad Smith 6.5点
彼がしたかったような深い切り込みができなかった。おそらく、外側からすぎたのだ。常にサポートに回っていた。相手のミスに食らいつこうとしていたように見えた。アイルランドのオドリスコール選手とよく戦っていた。


14. Cory Jane 6.5点
あまり走らなかった。コーナーポスト近くで、タックル(肘鉄?)で相手のトライをとめた。安定した仕事のなかで、いくつかフラフラとした走りがあった。


15. Mils Muliaina 8.0点
もう一人の世界記録達成者。また、この人も試合にすばらしい貢献をした。彼のオーガナイズの能力もカーターのマネジメント能力と同じようにすばらしい。


Reserves:
16. Andrew Hore
17. John Afoa
18. Samuel Whitelock
19. Liam Messam
20. Alby Mathewson
21. Stephen Donald
22. Sonny Bill Williams

結果は、オールブラックス対アイルランド 38-18


(Black Kiwi)
 
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オールブラックス対イングランド採点評価

11月7日 ロンドンで、グランドスラムツアーの第1戦オールブラックス対イングランドの試合が行われた。
オールブラックスは、イングランドと1905年以降全部で33試合を行い、うちニュージーランドは26勝イングランド6勝1引き分けの戦績である。昨年は、オールブラックスが19-6でイングランドを降している。

前の週の香港ブレデスローカップで、ワラビーズに逆転負けをしてしまったオールブラックス。何としても今週は勝ちたい。

この試合の注目は、リーグから転向したソニー・ビル・ウィリアム選手デビュー。テストマッチデビューである。どういうプレイをするのか注目されていた。
結論から言うと、思う存分に力を発揮できたとはいいがたい。長身の長いリーチを生かした走りと、ボール捌きはさすがにうまかったが、パスのタイミングが合わなかったりミスをしたりと、本人いはく「disappointed」な結果だったらしい。
オールブラックスのアシスタントコーチのスミス氏は、「彼は、センターでなくフランカーとして経験をもっとつんでもいいのではないか」と後日コメントしていた。


最終的には、26-16の10点差で、オールブラックスが勝った。しかし、ニュージーランドはペナルティも多かった。ペナルティの数NZ17-イングランド11。ターンオーバーもNZ20に対しイングランド25。
「勝ってうれしいが、課題もたくさん残る試合であった。」とキャプテンのリッチー・マッコウ選手がインタビューで言っていた。


ニュージーランドヘラルド紙に載っていた、この試合における各選手の採点評価。
10点満点での採点。(評価をしたのはWynne Gray氏。)

1. Tony Woodcock 6.5点
スクラムにおける左のスクラッチに問題があった。手堅く仕事をこなしてはいたが、いつもの彼より突出したよい出来ではなかった。


2. Keven Mealamu 7.5点
イングランドからの執拗な攻めに、袖をまくりあげ大活躍。真っ向から対抗していた。コーチは、ヒカ・エリオットでなく彼を使って正解。

3. Owen Franks 8.0点
強烈なタックルで、イングランド勢の何人かを倒したヒットマン。相手ボールのスクラムでは、ちょっとまごついたが、マイボールでのスクラムでは手堅く強い。

4. Brad Thorn 7.5点
さらにタフになり、さらに強くなった35歳のロック仕事人。前半流血したが、どんな当たり(フィジカルコンタクト)に対する問いかけに対してもうまくこなしている。


5. Samuel Whitelock 7.0点
はじめてのスターティングメンバーであったが、よくやっていた。ボリックに交代するまでイングランドノタイトファイブの猛攻撃に対し、よく立ち向かっていた。

6. Jerome Kaino 7.0点
フランス人レフリーPoite氏の堪忍袋の緒が切れるまで、バンバン相手を強打し突き進んでいっていた。最後10分イエローカードで退場した。

7. Richie McCaw – captain 7.5点
質のたかいパフォーマンスを積み重ねていった。ヒラリー・シールド(イングランド戦に勝ったもらえるトロフィー)を掲げるために、レフリーPoite氏独自のルールブックに対し、辛抱強く穏やかに対応していた。


8. Kieran Read 7.5点
よいトライを決め、いつもの彼の隙のないよい仕事をみせた。マンオブザマッチには選ばれなかったが、それに近かった。

9. Alby Mathewson 6.5点
パスをセットアップする際、呼びかけやサポートをいくつか見失っていたが、初めてのインターナショナル試合にしてはまあまあの出来。50分すぎの彼の交代ははじめから決まっていたものに違いない。

10. Daniel Carter 8.0点
後半の22mからのキックをミスした。まるでドナルドのように。しかし、あとは完璧な試合をするのに非常に適した存在であった。マンオブザマッチ。

11. Hosea Gear 7.5点
すばらしいパフォーマンス。レフトフランカーに対し脅威を与え、得点した。また彼のポジションのディフェンスの硬さで、次の得点に結びつけた。

12. Ma’a Nonu 7.0点
パワフルでスキルフルな脚力を使い、ミッドフィルダーとしてイングランドを翻弄した。1週間前よりもずいぶんよい働きをした。

13. Sonny Bill Williams 6.5点
デビュー戦、いくつかのearly touchがあった。集団に巻き込まれる前には、するどい切り込み、ディフェンス、オフロードをみせた。

14. Josevata Rokocoko 6.5点
できるだけプレイに携わろうとしていた。強い攻撃力。Toeava選手に代わる前には、ディフェンスを一生懸命しようとしていた。

15. Mils Muliaina 7.0点
キックのdecisionsにいくつかunusualなものがあった。しかし、あとは頑強な確固たるフルバック。


Reserves:
16. Hikawera Elliot (Not Used)

17. John Afoa --

18. Anthony Boric --

19. Liam Messam (Not Used)

20. Andy Ellis 5.0点
50分すぎから出場。プレイが粗い。

21. Stephen Donald (Not Used)

22. Isaia Toeava 6.5点
いくつかのちから強い走りがあり、必死のタックルでトライを防いだ。


(Black Kiwi)
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