ニュージーランド ラグビーブログ

ニュージーランドと日本を結ぶ 双方向ラグビーブログ

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ジュニアラグビー親子留学

日本の夏休みを利用して、短期でニュージーランドにラグビー留学に来る学生が増えている。チームでラグビー合宿に来る学校もあるし、個人で5週間ほどニュージーランドに滞在する学生もいる。今、お母さんと兄弟2人の、親子ラグビー留学生がロトルアに5週間滞在している。

お兄ちゃんは11歳、弟は9歳だが、ラグビー歴は二人とも長い。お父さんも日本でラグビープレーヤーとして活躍された方で、お母さんもタッチラグビーなどをやっているという、ラグビー一家だ。今年は、日本の夏休みが始まってすぐから8月23日までの5週間余りを、ニュージーランドで親子で過ごす。

もともとお問合せをいただいた段階では、ニュージーランドではホテルかどこかに親子で滞在して、クラブチームのジュニアの練習と試合に参加し、後は自由に過ごすというプランも選択肢としてはあったと言う。だが、せっかくニュージーランドに行くのだから、ニュージーランドの家庭でホームステイをして、ニュージーランドの地元の学校に通って、更にラグビーも楽しもう、ということに決めた。そして、兄弟は地元の同じ小学校に通い、放課後週に1回はクラブチームのジュニアでラグビーの練習、週末は試合、お母さんは語学学校に通う、という、親子ラグビー留学が、7月20日にスタートした。3人は同じホームステイに滞在するが、当然全て英語での生活だ。

9歳と11歳のほとんど英語のできない小学生が、地元の小学校に通うのはとてもたいへんだし、勇気がいる。勇気は、学校に通う兄弟にも必要だが、送り出す日本のお父さん、そして、そばで見守るお母さんにも必要だ。特に、留学が始まって1週間ほどは、日本のお父さんも心配だったに違いない。

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でも、実際に留学が始まってみると、小学生の兄弟は、すごく楽しんでいるし、目がいつも輝いている。まずは、ホームステイ先のことを二人ともとても気に入った。町からは少し離れているが、二階建ての大きな家には羊や豚が飼われている。8月に入ってからは子羊も生まれた。毎朝、ホストマザーに許可をもらってから羊や豚にえさを与える。それから朝食をとり、車で小学校まで送ってもらう。ステイ先には、10代の子どもさんが二人いて、さらにドイツからの高校留学生が滞在しているので、夜はゲームをしたり、みんなで話をしたりしてわいわいと過ごしているようだ。


小学校の授業は、英語がわからない分なかなかついてはいけないようだが、休み時間は友達と一緒にグランドでラグビーやサッカーをしたりして走り回っている。留学2週目くらいに日本のお父さんから、「英語がわからないのに、どうやってコミュニケーションをとっているのでしょうか」というメールをいただいたが、実際に学校に見に行ってみると、言葉が通じなくても気持ちは通じるんだということを、見ている私にもわからせてくれるほど、楽しそうに友達と遊んでいた。留学は若いうちに一度経験したほうがいい、といわれるのは、やはり、こういうことも理由のひとつだと思う。大人になればなるほど、恥ずかしさが先にたったり、いろいろと考えてしまい、腰が引けて、コミュニケーションが取れない。この小学生の兄弟は、果敢に攻める。言葉なんか通じなくてもいいじゃないか、少しくらい間違ったことをしてもいいじゃないか、という意気込みで、どんどん入っていく。すごいと思う。


小学校では、毎日30分間、ESOLという留学生用の英語の特別授業を受けることができる。大体、先生1人に対して生徒は1人か2人だから、その生徒の興味や英語力に合わせた授業をしてもらえる。これが、ちょっとした息抜きにもなるし、英語力向上にも役に立つ。11歳のお兄ちゃんは、いつもニュージーランドのラグビーのことを題材に英語の授業が進められる。ESOLの年配の女の先生は、「私はラグビーのことはあまりわからないの」と言いながら、オールブラックスの主要選手の顔と名前くらいはすらすらと言えるのがすごい。


そして、地元小学生と一緒にクラブチームのジュニアチームで練習にも参加する。練習は4時頃から1時間から1時間半、週に1回が基本だ。7月8月はラグビーシーズンで、土曜日はほぼ毎週試合がある。

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ロトルアやタウランガを中心としたベイオブプレンティ地方の場合、ジュニアのチームは、U7からU13までクラスが年齢別に分かれている。11歳のお兄ちゃんはU11のチームに、9歳の弟はU9のチームに参加する。練習も試合もそれぞれのクラス(年齢)毎に行われる。ベイオブプレンティ全体の地域は、中央、東、西の3つに分けられていて、ロトルアは中央の地域。その中央(Central BOP)地域には、6つのクラブチームがある。それぞれのクラブチームは、大人のチームからU7まで年齢別にそれぞれチームが分けられていて、U13以下のチームは、Central BOPの6つのチームと総当りで対戦する。ただ、U11などになってくると、1クラブに2チームエントリーしていることもあるので、クラスによっては総チーム数は7チームだったり8チームだったりする。

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7月23日に始めて練習に参加した兄弟は土曜日26日には試合に出場した。U9の弟ラガーマンは、途中からの出場だったが、果敢にタックルに行き、ボールを追い、走り、泥まみれになった。その思い切ったプレーに、周りのニュージーランドのお父さんお母さんも拍手。試合後には、賞状ももらっていた。U11のお兄ちゃんはちょっと戸惑い気味ながらも、試合にはフルで出場。雨の中、よくがんばった。


お母さんは、ずっとビデオを回しっぱなしだ。

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それから、水曜日は放課後練習、土曜日は試合の日が続いている。日本から来た兄弟も、チームメイトから名前で呼ばれるようになってきて、すっかり溶け込んでいる。留学を始めた頃お母さんは、「ニュージーランドで上には上がいるということを、身を持って体験してくれたらいい」とおっしゃっていた。もちろん、そういう面もたくさんあるだろうが、私が見る限り、この兄弟はニュージーランドの他の同年齢のプレーヤーに引けをとらない。それは、彼らのラグビーの才能もあるだろうし、ニュージーランドで他のプレーヤーと一緒に楽しく練習や試合をしているからだとも思う。

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親子でホームステイをして、兄弟は地元小学校に通い、放課後はニュージーランドの子どもたちと一緒にラグビーをする。そして土曜日にはお母さんの応援を受けながら、ニュージーランド人に混じって試合に参加する。この5週間の親子ラグビー留学で、日本ではけっしてできない経験をして、一回りも二回りも大きくなって日本に帰国してくれるに違いない。


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後10日足らずだが、毎日を楽しんで、いろんなことをつかんで帰って欲しいと思う。


(Kickoff-T)
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Comments

懐かしい~

写真を拝見していたら懐かしさがこみ上げてきました。
泥の香りが伝わってきます。
僕の田舎の秋田の田んぼの泥と同じ香りがしたんですよ。NZのグランドは。
同じ日本の田んぼでも群馬や栃木茨城なんかじゃあの香りがしないんです。
NZにあきたこまちは適しているかも....

もうすぐ久しぶりにNZへ上陸です。
息子の試合、初めて観ます。
ワクワク!

昨日新たに吉報が入り、州代表に選ばれたって言うんです
英語聞き間違ったんじゃないのって疑ったけど、どうやらそうでもないらしく.....

州代表の試合も観にいかなくっちゃ
あのデミ・サカタや遠藤に肩を並べたんだし....
(U15じゃ言い過ぎでした。ペコリ)

  • 2008/08/18(月) 07:59:04 |
  • URL |
  • ナベゾ #KbsGvsXs

ナベゾさん、息子さんカンタベリーのU15に選ばれたのですか。すごいですね。その試合を見にいかれるのも楽しみですね。いろんな若い人たちが、それぞれの夢を持ってニュージーランドにきていますね。それぞれの夢を追いかけて少しずつ近づいていって欲しいです。

  • 2008/08/19(火) 17:52:12 |
  • URL |
  • Kickoff-T #-

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  • 2008/08/23(土) 15:40:18 |
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