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フランスの選手が襲われた真相

ウェリントンでの試合終了後に街で5人の暴漢に襲われて怪我をしたというフランス代表のMathieu Bastareaud選手。
誰がしたんだろう?まさかラグビーファンではないだろうか?と、ニュージーランドにクラス人たち、ラグビーを愛する世界中の人たちの心を痛めていた事件であるが、ここにきて思わぬ展開となった。

(以下、ニュージーランドヘラルド紙より抜粋。)
真相は、背後から襲われたというBastareaud選手の言葉は嘘で、本当は酔って自分でころんで頭を打ったとのことである。
これはフランスラグビー協会を通じて、発表された。
Bastareaud選手は、嘘を言ったことに対し心から謝り、ニュージーランドラグビー協会とウェリントン市長はその謝罪をうけいれた。

フランスラグビー協会の代表Pierre Camou氏は、ニュージーランドの人々、ニュージーランドラグビー協会に対し、心から謝意を表しさらなる調査をすると表明した。
「代表になるということは、自分の国の代表としてまた自分の国のラグビー協会を背負ってそのことに責任を持つということである。」とCamou氏は付け加えた。

ウェリントン市長の Kerry Prendergast氏は、フランスラグビー協会がこれを発表したことに対し「clearly collusion(明らかな共謀)」だと言った。
Prendergast市長は、ニュージーランドの朝のラジオ番組で「これは、経験の浅い若い選手一人の過ちではなく、チームメイトやマネージャーもかかわっていたことではないか」と語った。
「共謀隠蔽があったのは明らかだ。嘘をついた選手は自分を責めるべきであるとは思うが、彼一人だけの問題ではなく、他の人もかかわっていたことだと思う。チームメイトやチームドクターやコーチまでもが。なぜなら、Bastareaud選手がすばやくフランスに送還されたことからもわかる。他の人たちも(嘘だと)知っていたのだ。」

ニュージーランドラグビー協会も深い憤りを表した。
チーフエグゼクティブのSteve Tew 氏は、Bastareaud選手の嘘は、ラグビーとウェリントンとニュージーランドに対しネガティブな明かりをつけたことに非常にがっかりしたと話した。
「全てのニュージーランド人がそうであるように、この一連の事件とそれにフランスラグビー協会がからんでいたことに非常にがっかりした。」と。
Tew氏は「真相を日の目にさらした」ニュージーランド警察の取調べに敬意を表した。
「ウェリントン市長のKerry Prendergast氏とウェリントン警察とそして多くの人々が、しなくていい心配をし心を痛めストレスをうけたできごとだった。」


Bastareaud選手は、彼の所属クラブを通じて「私は真実を話す義務がある」と発表した。
「土曜日の夜、私はたくさん飲みすぎの状態でホテルに戻った。部屋の中で転んで、テーブルにぶつかりほほ骨のあたりを切った。私は恥ずかしくなり、パニックになってしまった。フランスチームからはずされて家に戻らされると思ったからだ。事態に収拾がつくように話をでっちあげた。本当のことを言うよりもそのほうがいいと思ったからだ。」
「家族に心配をかけたくなかったんだ。」と。

「パニックに陥り事態をさらに悪化させてしまった。ニュージーランドラグビー協会、ウェリントン市、フランスチーム、チームスタッフ、自分のクラブ、友達、それからこのことに関係した全ての人々に謝りたい。」

Stade Francaisの代表Max Guazzin氏は、フランスのスポーツ紙でこう語った。
「若さゆえのミスであった。彼と話したが、彼はフランス代表としての彼の地位がなくなるのではないかととても恐れている。彼の家族は信心深いのだが...」


この事件はニュージーランドの悪評を海外にも広めることとなった。2011年のワールドカップ開催に悪影響がでなければいいとジョン・キー首相が心配していた。
(以上、ニュージーランドヘラルド紙ニュースより)



この結末を聞いて正直、ほっとした。
ニュージーランドに住む人が、ラグビーファンがフランス代表の選手を襲ったというひどい事件がまったくのデタラメであったことに。
犯人がラグビーファンでもニュージーランド人でもなかったことに。
嘘でよかった、と思った。
嘘を言ったBastareaud選手も隠蔽しようとした周りの人々も、その行為は許されることではないが、若気の至りといにはあまりにも大きくなってしまったこの一連のできごとに、Bastareaud選手や家族の心痛はいかばかりであろうか。
20歳のBastareaud選手、国代表としての重圧は大きかったんだろうな。
今となっては「暴漢に背後から襲われた」と嘘を言うよりも、「泥酔して転んで怪我した」と本当のことを言ったほうが、怒られないですんだのに。
まだ二十歳やもんね。飲みすぎることもあるよね。言葉足らずなこともあるよね。
保身を考えた彼の嘘が、国と国を巻き込んだ一大事となってしまった。


Bastareaud選手、確かにやったことは悪かったけど、幸いにも誰かを怪我させたり暴力をふるったわけではない。
彼にやり直すチャンスが与えられることを私は願う。

(Black Kiwi)
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Comments

Pukekoさん
コメントありがとうございました。和訳の間違いを指摘していただきました。
collusion(共謀)をconclusion(結論)と勘違いしておりました。
ありがとうございました。

  • 2009/06/26(金) 13:20:23 |
  • URL |
  • Black Kiwi #98yR1eFw

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